巨人・阿部監督の「現行犯逮捕」で警察と報道機関に感じる疑問 逮捕直後に急いで発表する必要があったのか
転載元: https://hayabusa9.5ch.io/test/read.cgi/mnewsplus/1780281586/

今回の件でまず申し上げたいのは、被害者とされる阿部氏の長女への誹謗中傷は厳に慎まなければならないということです。阿部氏が監督を辞任する事態となりましたが、その責任を長女にぶつけるという二次被害を生じさせることはいかなる理由があっても決して許されません。
また、児童相談所や警視庁の対応についても、一部批判の声が上がっていますが、少なくとも暴行の事実を把握した児童相談所が被害者の身体・生命等を守るために警察に通報したこと自体は責められるべきではありません。現行犯逮捕についても、要件及び逮捕の必要性(逃亡・証拠隠滅のおそれ)を満たしていたのであれば、やむを得ない判断だった可能性もあります。
一方で、私が一番疑問に思っているのが、「今回の一件を報道する必要があったのか」です。逮捕報道から数時間後に釈放され、その後被害者である長女も通報したことを後悔している旨の声明を発表しています。そもそも警察は、逮捕された直後に急いで報道機関に発表する必要があったのか、報道機関も速報性のみを重視して報道する必要があったのかという疑問です。
「逮捕」という報道を見た視聴者・一般市民の受けとり方と、われわれ法曹や警察関係者にとってのそれは大きく異なります。「逮捕」は被疑者の「有罪」を意味するものではなく、有罪判決を受けるまでは無罪が推定されます。ところが世間一般では、「逮捕」という事実が発覚してしまったら、即座に仕事を辞めなければいけなくなるほどのインパクトを有しているのが実情です。
今回の件を通して、警察や報道機関は、自身の行動が世間一般に与える影響の大きさを十分に認識しなければならないと強く感じています。