富士通は2026年10月29日、2026年4~9月期の連結決算(国際会計基準)を発表した。売上高に相当する売上収益は前年同期比4%増の1兆6263億円、営業利益は2%増の1076億円と増収増益だった。
一方、営業利益から事業再編などの損益を控除した調整後営業利益は6%減の1139億円だった。メモリーなどの部材価格高騰や次世代CPUなどの技術開発への投資拡大が響いた。主力の「サービスソリューション」セグメントは増益だったものの、不採算案件の発生などが利益の伸びを抑えた。
サーバーやストレージなどの販売・保守を中心とする「ハードウェアソリューション」セグメントの調整後営業利益は64%減の45億円だった。メモリーなどの部材価格高騰の影響について、富士通の磯部武司副社長CFO(最高財務責任者)は「上期の売上収益のうち80%ほどが前年度に受注済みの案件であり、契約時点以降のコスト上昇分を遡及して売値に転嫁できなかった」とした。今年度の受注案件は「直近のコスト変動に合わせて価格を決定できる契約としており、価格転嫁が進んでいる」とした。
サービスソリューションセグメントは増収増益だった。同セグメントの売上収益は6%増の1兆1294億円、調整後営業利益は12%増の1337億円だった。サービスソリューションセグメントのうち、成長の要と位置付ける事業モデル「Fujitsu Uvance(ユーバンス)」の売上収益は27%増の3934億円だった。
通期の業績予想は据え置いた。売上収益を前期比0.2%増の3兆5100億円、調整後営業利益を9%増の4250億円としている。
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