
アレクサに頼めることが、もっと増えます!
Amazonは10月29日(木)に、Echoシリーズの新たなラインナップとして「Echo Time(35,980円・税込)」と、「Echo Dot -第6世代(17,980 円・税込)」の新デバイスのリリースを発表しました。
さらに、生成AIを搭載した次世代パーソナルアシスタント「Alexa+」の日本での早期アクセス提供を開始。大きな特長は、自然な会話ができること。友人に相談するような感覚で話しかけられ、買い物からメールの送信、カレンダーへの予定登録まで頼めるのです。
会話だけで次々とタスクが完了していくデモを見ていると、「これができるなら、あれも任せられるかも」と想像が止まりませんでした。今回は、メディア向け発表会でわかったAlexa+でできることを紹介します。
曖昧なお願いも、意図をくみ取ってくれる
これまでのAlexaでは、曖昧にお願いすると
すみません、わかりません。
と返されることもあって、どこか、ユーザーがAlexaに合わせて話している感覚がありました。
しかし、Alexa+なら、そのもどかしさを解消してくれそう。発表会の説明によると、70以上のAIモデルを使い分けているとのことで、会場でのデモでは、ユーザーの曖昧な質問からも意図をくみ取り、操作につなげる様子を見ることができました。
対応する家電や事前の設定は必要ですが、「アレクサ、部屋が暗いな」と言えば照明をつけてくれて、「ちょっと寒い」と伝えれば暖房をつけてもらえるのです。会場では、「アレクサ、ベッドで本を読みやすくして」と声をかけると、ベッドの背もたれがゆっくり起き上がる様子も披露されました。

Ringのカメラと連携したデモでは、ユーザーが「アレクサ、今日ワンちゃんどうしてた?」と尋ねると、アレクサは以下のように返答。
了解。カメラで今日の犬の録画がいくつか見つかりました。
そして、その日の録画を表示。愛犬が元気に過ごしていた様子を確認できました。

Fire TVでの検索も、直感的です。
会場のデモでは、ユーザーがうろ覚えのアニメの主題歌をAlexa+に聞きながら特定して、テレビのスピーカーで曲を再生するまでの一連の流れを披露。
まずはFire TVリモコンのマイクボタンを押して「薬に詳しい女の子が出てるアニメなんだっけ? 」と聞くと、『薬屋のひとりごと』がテレビ画面に表示されます。
自分が聞きたい曲のタイトルが思い出せなくても、覚えている歌詞を伝えるだけで、Alexa+が曲を予想していくつか提案してくれるので、無事に曲を特定して再生することができました。曖昧な情報を伝えるだけで推測しながら探してくれるので、スマホを出して自分で調べる手間を減らせるわけです。
あくまでデモを見た範囲での印象ですが、聞き間違いや言い直す手間が少なく、やり取りはかなりスムーズ。これなら、日常でも気軽に頼れそうだと感じました。
買い物も値下がり通知の設定も、声だけでできる
買い物のデモでは、Amazonでプロテインを検索。

「一番目と二番目は何が違うの?」と候補の商品について聞くと、
一番目は1,800gで大容量、二番目は1kgのAmazon限定品です。どちらもリッチショコラ味ですが、1gあたりの価格は一番目が5円、二番目が7円なので、コストパフォーマンスは一番目のほうがいいですよ。
と、容量やグラムあたりの価格を比較して説明してくれました。
さらに、「じゃあ、一番目が9,500円以下になったら教えて 」とお願いすると、値下がり通知を設定。

会話だけで買い物を済ませられるから、かなりラク。注文前には確認が入るほか、レビューの要約や配送状況の確認にも対応しています。
洗剤やコーヒーフィルターなどの消耗品は、ストックが切れそうだと気づいた瞬間にスマホを開いて注文しないと、忘れてしまいがち。デバイスやアプリから声をかけて買えるなら、買い忘れも減らせそうです。
さらに便利なのは、早期アクセスの利用開始後は、Echoデバイスだけでなく、AlexaアプリやウェブブラウザからもAlexa+にアクセスできること。普段使っているスマホやパソコンで利用できるので、Echoが手元にない外出先でも気軽に頼れそうです。
PDFを読み、そのまま予定まで入れてくれる
アップロードした書類や写真について質問できる機能は、自治体や学校からのお知らせを確認するのに大変役立つと感じました。
書類を自分で読み込む必要がなく、自分に関係する情報だけを声で聞けるようになるんです。
下の写真は、会場デモで使われた「自治体からのお知らせを模した仮資料」。さまざまな情報が雑多に書かれていますが、

スマホのAlexaアプリからのお知らせの写真を読み込ませて、「アレクサ、今アップロードしたお知らせで僕に関係することあった? 」と質問。
すると、下記のように、予防接種の案内や税金の納付期限、健診の申し込み期限など、「自分に関係する情報」だけを抜粋して、教えてくれました。

続けて、「じゃあ、今週の土曜日朝十時に予防接種の予定入れてくれる?」と頼むと、カレンダーに予防接種の予定を追加。内容の確認から予定の登録まで、会話の流れで済ませられます。
あとで予定を登録しようと思っても、スマホを開くと他の通知が目について予定の登録を忘れてしまう……なんてことも減らせそう。
Googleカレンダーにも対応しているため、普段使っている予定表と連携できる点もうれしいところです。

今後は、レストラン予約まで頼めるように
今後は、「レストラン予約 powered by 食べログ」を通じたレストラン予約にも対応する予定です。
会場では、「アレクサ、上野で焼き肉レストランを予約したい」という依頼から、店を選び、日時と人数を伝えて予約するデモを披露。しかも、カレンダーへの追加まで行われていました。

店探しから予約までが、会話だけで済んでしまう。
ここまでAIに任せられるのかと、かなり未来を感じました。今後は、「Uber Eats」や「出前館」を通じたデリバリー、「チケットぴあ」でのチケット購入などにも対応する予定です。
「スマホを開かなくていい」がうれしい
Alexa+は、質問に答えるだけでなく、その先の行動まで手伝ってくれる存在。
いかにも「未来のテクノロジー」といった感じですが、生成AIやAlexaに慣れていると、自分の家で使う姿もすんなり想像できました。
実際に使い始めたら、「これも頼めるかも」と、今回のデモ以外にも任せたいことが次々に出てきそうです。
Alexa+は、早期アクセス期間中の利用は無料。終了後は月額3,000円ですが、Amazonプライム会員は追加料金なしで利用できます。
すでにEchoなどを使っている人なら、今の端末でAlexa+を利用できるかもしれません。早期アクセスは対象者に順次案内され、案内ページから申し込むことも可能。
まずは手元の端末が対応しているかチェックしてみてください。

▼Echoシリーズ|今秋の新製品
ライター/編集者
福永太郎
1988年東京生まれ。俳優、スポーツ選手、芸人、YouTuberなどの著名人から、メーカー担当者や経営者まで幅広くインタビューを担当。家電専門メディアにてレビュー記事執筆も手がける。
Source: Amazon
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