「雨の日の翌日に部屋に入ってくる」「ホンマ勘弁してほしい」——。10月末、X上でこんな悲鳴が上がりました。
投稿者らが嘆いていたのは、網戸の目をすり抜けて室内に入り込む“黒い虫”です。
関東では11月4〜5日にかけて雨が降り、6日は東京都心で25℃の予想も出ており、この虫が出やすい条件がそろいます。
この虫は一体何なのか。自治体の情報を中心に調べました。
黒い虫の正体は?
この虫の名前は、「クロバネキノコバエ」。
福島県いわき市は過去、網戸を通り抜けて屋内に侵入してくる黒い虫についての相談が多く寄せられているとして、注意を呼びかけています。
同市によると、クロバネキノコバエの体長は1〜2ミリ程度。体色は黒〜暗褐色で、発生時期は一年中(特に梅雨の時期)です。
また、雨の翌日が晴れると多く発生する傾向があり、夜明けから朝にかけて網戸の隙間などから室内に侵入してくるといいます。
岐阜県も、秋期に発生する場合があると注意喚起しており、気温が25℃を上回ると活発になることや、手足や顔などをはいまわるなどの特徴を挙げています。

対策は「入れない」が基本
いわき市や岐阜県は、クロバネキノコバエを「侵入させない」対策として、窓を閉め切ったり、ドアの開け閉めを最小限にしたりすることを挙げています。
また、換気扇を使わないことや、プランター・植木鉢を屋内に持ち込まないこと、サッシの隙間を隙間シートなどで目張りすることなども有効だとしています。
クロバネキノコバエを巡っては、SNSで「網戸抜けて入ってくるから窓開けられない」「マジでどうにかならんか。毎朝数百匹くらい窓際に落ちてる」「雨で大量発生している」といった声も見られます。