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テック業界の大物たちは映画の中では悪役ばかり? 今秋公開4作品をチェック

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映画に登場する悪役には、悪の道に至るまでのバックストーリーや同情するような境遇があり、複雑で味わい深いキャラクターであることがほとんどです。

一方で、今秋公開予定のいくつか映画に出てくる悪役は、本当に共感できない悪役、つまりテック業界の大物たちを題材にしています。

テクノロジーに対するネガティブな感情が心中に渦巻いているアナタ。映画の悪役として徹底的にネタにされる大富豪たちを見たら、すこしはストレス解消になるかもしれませんよ。

The Social Reckoning(原題)

2010年公開の『ソーシャル・ネットワーク』の続編『The Social Reckoning(原題)』は、直接的な続編ではなく、米ウォール・ストリート・ジャーナルが掲載したジェフ・ホーウィッツ記者による一連の記事「The Facebook Files」を基につくられた関連作になりそうです。

ストーリーは、2021年を舞台に、Facebookが若年層に与える有害な影響、フェイクの蔓延や助長といったテーマに焦点が当てられ、Facebookのエンジニアから内部告発者に転じたフランシス・ホーゲンと、その情報漏洩の恐怖に直面するFacebookの創設者マーク・ザッカーバーグとの関係を追うものと思われます。

なお、両者の関係は最終的に、Facebookの社内調査によって、同社が若いユーザーに与えている悪影響を認識していたことが明らかになるというところまで進展しました。

前作でザッカーバーグ役を演じたジェシー・アイゼンバーグは続投せず、新たにジェレミー・ストロングが担当します。ストロングによるザッカーバーグのモノマネは、間違いなく本作の最大の見どころのひとつでしょう。

さらにホーゲン役はマイキー・マディソン、ホーウィッツ役はジェレミー・アレン・ホワイトと、今をときめく俳優陣が演じます。

脚本は 『ソーシャル・ネットワーク』と同じくアーロン・ソーキンが担当していますが、今回の監督はデヴィッド・フィンチャーではありません。代わりにソーキン自身が監督も兼任しています。ストロングによるザッカーバーグはミームになること間違いなし。

『The Social Reckoning(原題)』は、2026年10月9日より米公開予定です。

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You Can See Everything(原題)

A24が製作するドキュメンタリー映画『You Can See Everything(原題)』は、悪名高き実業家エリザベス・ホームズが詐欺罪で刑務所へ送られる34日前に撮影クルーを招き、自身の行動を逐一記録させたネイサン・フィールダーによる極秘プロジェクトによるものです。

米コロラドで開催されたテルライド映画祭での秘密上映以来、大きな話題を呼んでいますが、鑑賞した人のほぼ全員が、できるだけ予備知識なしで観ることをおすすめしています。

とはいえ、フィールダー作品に詳しい方なら、どんな雰囲気かすぐに想像がつくでしょう。非常に居心地の悪い空間に身を置き、沈黙を守りながら、普段なら聞き出せないような情報を他人に語らせるフィールダー節は本作でも健在。

巧みな話術と不可解な魅力で、短期間ながら巨万の富を築き上げた医療ベンチャー企業「セラノス」の創業者エリザベス・ホームズは、投資家を欺いた罪で有罪判決を受け、10年以上の懲役刑を言い渡さ、現在は米テキサス州の連邦刑務所で服役中です。

『You Can See Everything(原題)』は、2026年10月16日から米公開予定です。

Musk(原題)

イーロン・マスク氏がどんな人物かを説明するのに、特に説明は必要ないでしょう 。

ドキュメンタリー映画『エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか?』(2005)や、 『ゴーイング・クリア: サイエントロジーと信仰という監禁を観る』(2015)の監督アレックス・ギブニーがメガホンを取った『Musk(原題)』は、世界一の大富豪の目を通して何が起こっているのかを解き明かそうと試みていますが、伝えられるところによると、特に感銘を受ける部分はない模様です。

本作のテーマは、マスク氏が現代社会に及ぼす絶大な影響力、特に政治への関与を深めていく過程にあります。

報道によると、2024年の大統領選挙におけるマスク氏の役割や、トランプ政権2期目における政府効率化省(DOGE)での活動に焦点を当てたストーリーになっているそう。

また、マスク氏の私生活や子供たちの母親との関係(あるいは関係の欠如)、そして通常であれば事業を停止させてしまうような数々の論争に見舞われながらも数十億ドルもの利益を上げ続けている彼の会社の数々の怪しい側面についても取り上げています。

上映時間は、なんと225分。『Musk(原題)』は2026年10月16日から米公開予定です。

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Artificial(原題)

危うく製作中止になりかけた 『Artificial(原題)』は、 OpenAIのCEOサム・アルトマンの台頭、失脚、そしてAI企業のトップへの復帰が描かれています。

『ソーシャル・ネットワーク』(2010)で一躍スターダムへと駆け上がったアンドリュー・ガーフィールドがアルトマン役を演じます。

予告編を見る限り、ガーフィールドはアルトマンの歩き方を相当研究したようです。監督はルカ・グァダニーノ、脚本は元サタデー・ナイト・ライブの脚本家サイモン・リッチが担当しています。

『Artificial』は 、Amazon MGM Studiosが配給を担当する予定でしたが、AmazonがOpenAIと500億ドルの契約を結んだわずか数日後に撤退したことにより、一度制作が頓挫しかけました。

Amazonが撤退した理由の一つとして、映画の中でアルトマンとイーロン・マスクが好意的に描かれていないからでは?という噂も広まりました。

映画の予告編が公開されましたが、それを見る限りどうやら監督はアルトマンに対して好意的ではないようです。「オッペンハイマーは爆弾を作っていることを知っていて、実際にそれを落とすことに興奮していたとしたら?」といったことを暗に示しているような雰囲気です。

『Artificial(原題)』は、2026年12月25日のクリスマスに米公開予定です。

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