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黒って300色あんねん、と有機ELのMacBook Proが教えてくれた

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Nov 5,2026 23:00
Chisato Kuroda ( GIZMODO編集部 / いつか空港に住みたい )
黒って300色あんねん、と有機ELのMacBook Proが教えてくれた
35BRAVO!!!
Photo: Chisato Kuroda

普段からMacBookで映画やドラマなどの映像コンテンツをよく観ます。だから、有機EL搭載の新型MacBook Proで再生したとき、すぐ違いに気がつきました。

LA現地で触ったときは、「色が鮮やかで綺麗だな〜」に思っていたくらいでしたが、改めてじっくり腰を据えて観てみるとすごい。

何度も観てきたシーンに、今まで見えていなかった濃淡がある…。

Appleからお借りし、先行して触ることができたPROLED XDRディスプレイ搭載MacBook Pro。まずは、個人的に感動した「ディスプレイ」と「音」の話をさせてください。

Photo: Chisato Kuroda
Photo: Chisato Kuroda

吸い込まれるような大画面有機EL

MacBookで初めてメインディスプレイに有機ELが採用された「PROLED XDRディスプレイ搭載MacBook Pro」。

お借りしたのは14インチモデルで、画面サイズは14.2インチ。サイズ自体はこれまでの14インチと変わりませんが、映像の見ごたえは、ノートPCを飛び越えて“実家にあるちょっと良いテレビ以上”なんです。

PROLED XDRディスプレイ搭載MacBook Pro 14インチ 標準ガラス
PROLED XDRディスプレイ搭載MacBook Pro 14インチ 標準ガラス
Photo: Chisato Kuroda

今回のPROLED XDRディスプレイは、2つの自発光ピクセル層を組み合わせた「タンデムOLED」というもの。

画面の小さな点(ピクセル)が一つひとつ自分で光り、光らせたくないところは完全に消せるので、明るい部分のすぐ隣でも黒色は黒のまま。色同士が滲まずにパキッと見えるのです。

LAイベント現地にて撮影
LAイベント現地にて撮影
Photo: Chisato Kuroda

こちらはわたしの冬の定番、焚き火の映像。これを眺めるのが好きです。

部屋の灯りまで落とすと、画面のなかと現実が溶け込んでいるよう。その場で一緒に観ていた家族は、本物かとびっくりするほどでした。写真では伝わりづらいのが惜しい!

真っ暗闇ではディスプレイとの境目がわからないほど
真っ暗闇ではディスプレイとの境目がわからないほど
Photo: Chisato Kuroda

液晶ディスプレイ(Liquid Retina)のMacBook Neoと比べてみると一目瞭然。まさに漆黒、ともいえる真っ暗闇を背景に、火の上がる様子がリアルに映っています。

左: 有機EL MacBook Pro/右: MacBook Neo
左: 有機EL MacBook Pro/右: MacBook Neo
Photo: Chisato Kuroda

一方、MacBook Neoでは画面全体がうっすら白みがかっています。これまでの液晶だって、見るたびに綺麗だなと思っていたものの、「今までわたしが見ていた黒って、また違う黒だったのね」と思わずにはいられない瞬間。

色味だけではなく、映像自体により立体感や奥行きがあるようにも感じました。ディスプレイのなかに吸い込まれるよう。

ずっと見ていられるなぁ…
ずっと見ていられるなぁ…
Video: Chisato Kuroda
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スピーカーも進化。低音が50%深くなった

この映像体験をさらに底上げしてくれるのが、スピーカー。Appleによると、新しいウーファーで低音が50%深くなり、さらにクリアな音になったとのこと。

キーボード左右にスピーカー
キーボード左右にスピーカー
Photo: Chisato Kuroda

試しにApple Musicでミュージックビデオを観てみましたが、音量を半分くらいにしていても低音が響くずっしりとした聴きごこち。

映像のなかでキーになるであろうシーンの効果音、たとえば車のドアを閉める音や足音などが、背景音とはしっかり分離されてより鮮明に聴こえるので、没入感が高まります。

MAXまで音量を上げていっても、音が割れるような様子はなく、テレビのような重厚感のある音。

Photo: Chisato Kuroda
Photo: Chisato Kuroda

従来と変わらず、6つのスピーカーがキーボードの左右に配置されていているのですが、周りや上からも聴こえているような感覚です。

最新のノートPCって、ここまで迫力がある音が出せるんだ…と、これまでiPhoneで聴いていた音楽も、あえてMacBook Proで聴きたくなりました。

映像や音楽を扱うプロクリエイターはもちろんのこと、ノートPC一台で思う存分にコンテンツを楽しみたい、という人にもすすめたい。これがあればスピーカーもテレビも不要です。

タッチ操作には慣れも必要やで

とはいえ、有機ELについてはiPhone、iPad Proですでに採用済み。おそらく技術的課題などもあるなかで、MacBook Proには搭載してこなかったわけですが、これまで搭載されていたミニLEDはすでに超優秀でした。

じゃあ、なんでこのタイミングで有機EL? その理由のひとつとして考えたいのが、今回新たに採用されたタッチ操作です。

タッチ操作
タッチ操作
Photo: Chisato Kuroda

タッチ操作自体は液晶でも実現可能。ただ、有機ELはバックライトが不要なため、画面を薄く設計しやすいというメリットもあり。

つまるところタッチ機能を追加しながらも、MacBook Proの薄さや軽さを追求しやすくなるわけなんです(M6 MacBook Pro 14インチと比較して約170gも軽い)。

Proユーザーにとって軽くなったのは何よりも歓喜
Proユーザーにとって軽くなったのは何よりも歓喜
Photo: Chisato Kuroda

今回の有機EL採用は単なる画質の進化だけでなく、MacBook Proにタッチ操作を取り入れるための大きな設計変更の一環、なのではないでしょうか。

ただ、トラックパッドと人生を共にしてきたわたしにとって、タッチ操作には正直慣れも必要。ブラウザの拡大/縮小、移動などの直感的な操作には便利なのですが、もうちょっと使い込まないと具体的にどう活用できるかのジャッジは難しい。少しだけ時間をください…。

愛しのトラックパッド
愛しのトラックパッド
Photo: Chisato Kuroda

ちなみに、タッチ操作はオフにもできます。システム設定の「タッチジェスチャを無視」という所からオン/オフの操作が可能。タッチ機能はいらないよっていう人は機能ごと無くしちゃうのも手です。

それにしても有機ELディスプレイと音の美しさたるや。それだけでも価値があるプロダクトだと感じました。黒って300色あんねん、ってこういうことなんだね(?)。


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