2026/10/29(木) - 18:00
国内レースの最高峰であるJプロツアーのチームが参戦し、クリテリウム王者を決めるJCT(Jクリテリウムツアー)。2026シーズンを制し、2年連続でシリーズチャンピオンになった孫崎大樹(ヴィクトワール広島)のBMC Teammachine R 01を紹介していく。

孫崎大樹(ヴィクトワール広島)のBMC Teammachine R 01 photo:Michinari TAKAGI
2月の鹿屋・志布志クリテリウムにはじまり、9月の第6回南魚沼クリテリウムまでの全5戦が行われた2026シーズンのJクリテリウムツアー。開幕戦でゴールスプリントを制し、その後の4戦もコンスタントにトップ5以内でリザルトを残し続けた孫崎大樹(ヴィクトワール広島)が合計990ポイントを獲得して、2年連続でJCTのシリーズチャンピオンに輝いた。
エーススプリンターの孫崎が所属するのはチーム創設12年目を迎えたヴィクトワール広島。チームバイクは昨年から引き続き、スイスのバイクブランドであるBMCを使用している。新型の軽量オールラウンドバイク「Teammachine SLR01」に乗る選手もいるが、孫崎が使用しているのは、フラッグシップモデルのエアロロード「Teammachine R 01」だ。
「一言で言うとちょっと尖ってるバイクです。剛性感とエアロに特化していることもあり、軽量ロードと比べると重かったり、剛性感が高いので、しっかり脚がないとダメージが残るようなフレームです。ただ、その分踏めると推進力がすごいです。重いって表現したのですが、他のエアロロードと比べてとても軽量なので、しっかりと踏むことができれば、登りもぐんぐん進みます。高速巡航はもちろん、登りもスピード域が高くクリアできる素晴らしいバイクです」と特徴を話してくれた。孫崎のパワフルかつスピードもある脚質にぴったりなバイクということだ。

フラッグシップモデルのエアロロード「Teammachine R 01」 photo:Michinari TAKAGI 
ブレーキキャリパーはシマノ ULTEGRA photo:Michinari TAKAGI

クランク長は170mmを選択 photo:Michinari TAKAGI
コンポーネントはシマノで統一されている。STIレバーとブレーキキャリパー、リアディレイラーはULTEGRA、フロントディレイラーとクランクはDURA-ACEと、ミックスして組まれていた。クランクはパワーメーターが搭載されたFC-R9200-Pを装着し、クランク長は170mmを選択していた。
「クランクは短くする(回す)より、トルクをかけたいスプリント系の選手なので、テコの原理が使える170mmにしています。ケイデンスも平均80回転ぐらい。トラック競技もやってるのですが、最近は速度域が上がっています。それは根本的にギア比率が上がってるから。その際、後ろのギアを小さくするよりかは前のギアを大きくした方が踏みやすさが良く、トルクがかかるので感覚的にすごく好きです。それが最近はショートクランクが流行ってる中で170mmを選んでいる理由です」と、こだわりを話してくれた。

アウターチェーンリングはSPECIALITES T.A.の56T photo:Michinari TAKAGI
フロントギヤには1947年にフランスで創業した自転車パーツメーカー「SPECIALITES T.A.」の、56Tのアウターチェーンリングが取り付けられていた。これは前回の記事で紹介した岡篤志(Astemo宇都宮ブリッツェン)と同じ大きさ。ちなみにインナーチェーンリングは岡が44Tに対し、孫崎は42Tだった。
「56Tを使い始めたのは2年前ぐらいです。特にこのJBCFレースにおいて、サーキットコースが多くて長い登りもほぼないので、シーズンを通してインナーギアを使っていませんでした。またアジアツアーなどもあるなか、高速化が進む集団の中では54Tよりも56Tの方が良く、また大きいギアを踏み込みの感覚がすごくいいんですね」と、56Tを選んだ理由を教えてくれた。

ステム一体型ハンドルのICS Carbon Aero Cockpit photo:Michinari TAKAGI

カブトの「薄く握りやすい」と話題のバーテープ「BT-06」 photo:Michinari TAKAGI 
シーズデザインワークスのゼッケンホルダー「とめるちゃん」でゼッケンを固定 photo:Michinari TAKAGI

セッレイタリア SLR CARBON FILL S1 photo:Michinari TAKAGI
コックピットはステム一体型ハンドルのICS Carbon Aero Cockpitを使用し、バーテープはヘルメットをサポートしているカブトの「BT-06」が巻かれていた。サイクルコンピューターはブライトンだ。
サドルはセッレイタリアのカーボンレールを採用した軽量モデル「SLR CARBON FILL S1」。シートポストにはチームカラーオレンジで作られたシーズデザインワークスのゼッケンホルダー「とめるちゃん」でゼッケンが取り付けられていた。

PARTICLEの軽量カーボンホイール「RCX Ultralight 50」 photo:Michinari TAKAGI

トライピークのロックリングで装着 photo:Michinari TAKAGI
ホイールは新興ブランドPARTICLEの、カーボンスポークを採用した軽量カーボンホイール「RCX Ultralight 50」。シマノのディスクブレーキローターを、チームカラーのオレンジがアクセントになるトライピークのロックリングで装着していた。
タイヤはパナレーサーの新型レーシングタイヤ「AGXERO」の28Cを使用していた。「AGXEROはAGILESTを向上させた新型ということで、やはりグリップ性能の向上を感じます。なのに転がり抵抗はむしろ良くなっている。雨でもしっかりとグリップしてくれるので、AGILESTよりも全てにおいて性能が上がってると感じています」と、AGXEROを気に入っている様子だった。

タイヤはパナレーサーの新型レーシングタイヤ「AGXERO」の28C photo:Michinari TAKAGI
「タイヤ幅は28Cで、空気圧は4.4barで設定しています。体重は62kgです」と孫崎。
2年連続でJCTのシリーズチャンピオンに輝いた孫崎のBMC Teammachine R 01。最速を求めて、こだわり尽くされたチャンピオンバイクに仕上がっていた。
photo&text:Michinari TAKAGI

2月の鹿屋・志布志クリテリウムにはじまり、9月の第6回南魚沼クリテリウムまでの全5戦が行われた2026シーズンのJクリテリウムツアー。開幕戦でゴールスプリントを制し、その後の4戦もコンスタントにトップ5以内でリザルトを残し続けた孫崎大樹(ヴィクトワール広島)が合計990ポイントを獲得して、2年連続でJCTのシリーズチャンピオンに輝いた。
エーススプリンターの孫崎が所属するのはチーム創設12年目を迎えたヴィクトワール広島。チームバイクは昨年から引き続き、スイスのバイクブランドであるBMCを使用している。新型の軽量オールラウンドバイク「Teammachine SLR01」に乗る選手もいるが、孫崎が使用しているのは、フラッグシップモデルのエアロロード「Teammachine R 01」だ。
「一言で言うとちょっと尖ってるバイクです。剛性感とエアロに特化していることもあり、軽量ロードと比べると重かったり、剛性感が高いので、しっかり脚がないとダメージが残るようなフレームです。ただ、その分踏めると推進力がすごいです。重いって表現したのですが、他のエアロロードと比べてとても軽量なので、しっかりと踏むことができれば、登りもぐんぐん進みます。高速巡航はもちろん、登りもスピード域が高くクリアできる素晴らしいバイクです」と特徴を話してくれた。孫崎のパワフルかつスピードもある脚質にぴったりなバイクということだ。



コンポーネントはシマノで統一されている。STIレバーとブレーキキャリパー、リアディレイラーはULTEGRA、フロントディレイラーとクランクはDURA-ACEと、ミックスして組まれていた。クランクはパワーメーターが搭載されたFC-R9200-Pを装着し、クランク長は170mmを選択していた。
「クランクは短くする(回す)より、トルクをかけたいスプリント系の選手なので、テコの原理が使える170mmにしています。ケイデンスも平均80回転ぐらい。トラック競技もやってるのですが、最近は速度域が上がっています。それは根本的にギア比率が上がってるから。その際、後ろのギアを小さくするよりかは前のギアを大きくした方が踏みやすさが良く、トルクがかかるので感覚的にすごく好きです。それが最近はショートクランクが流行ってる中で170mmを選んでいる理由です」と、こだわりを話してくれた。

フロントギヤには1947年にフランスで創業した自転車パーツメーカー「SPECIALITES T.A.」の、56Tのアウターチェーンリングが取り付けられていた。これは前回の記事で紹介した岡篤志(Astemo宇都宮ブリッツェン)と同じ大きさ。ちなみにインナーチェーンリングは岡が44Tに対し、孫崎は42Tだった。
「56Tを使い始めたのは2年前ぐらいです。特にこのJBCFレースにおいて、サーキットコースが多くて長い登りもほぼないので、シーズンを通してインナーギアを使っていませんでした。またアジアツアーなどもあるなか、高速化が進む集団の中では54Tよりも56Tの方が良く、また大きいギアを踏み込みの感覚がすごくいいんですね」と、56Tを選んだ理由を教えてくれた。




コックピットはステム一体型ハンドルのICS Carbon Aero Cockpitを使用し、バーテープはヘルメットをサポートしているカブトの「BT-06」が巻かれていた。サイクルコンピューターはブライトンだ。
サドルはセッレイタリアのカーボンレールを採用した軽量モデル「SLR CARBON FILL S1」。シートポストにはチームカラーオレンジで作られたシーズデザインワークスのゼッケンホルダー「とめるちゃん」でゼッケンが取り付けられていた。


ホイールは新興ブランドPARTICLEの、カーボンスポークを採用した軽量カーボンホイール「RCX Ultralight 50」。シマノのディスクブレーキローターを、チームカラーのオレンジがアクセントになるトライピークのロックリングで装着していた。
タイヤはパナレーサーの新型レーシングタイヤ「AGXERO」の28Cを使用していた。「AGXEROはAGILESTを向上させた新型ということで、やはりグリップ性能の向上を感じます。なのに転がり抵抗はむしろ良くなっている。雨でもしっかりとグリップしてくれるので、AGILESTよりも全てにおいて性能が上がってると感じています」と、AGXEROを気に入っている様子だった。

「タイヤ幅は28Cで、空気圧は4.4barで設定しています。体重は62kgです」と孫崎。
2年連続でJCTのシリーズチャンピオンに輝いた孫崎のBMC Teammachine R 01。最速を求めて、こだわり尽くされたチャンピオンバイクに仕上がっていた。
photo&text:Michinari TAKAGI
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