
アップルは現地時間の10月26日から28日にかけての3日間で、「A20 Pro搭載版iPad mini」「M6搭載版iMac」「M6搭載版MacBook Pro」と、立て続けに新製品を発表した。その最後を飾ったのが、タッチ対応の「PROLED XDRディスプレイ」を採用したMacBook Pro……ということになる。
発表されたばかりのこのMacBook Proを、アメリカ・ロサンゼルスで開催されたイベントで体験してきた。会場で触れた新しいiPad miniとあわせて、実機ハンズオンの模様を速報する。

アップルロゴが光る新デザインに

イベントにはジョン・ターナス最高経営責任者(CEO)も登壇した。ただし、長々と製品のコンセプトを説明することはなかった。
「タッチ対応の、有機EL(OLED)搭載のMacBook Pro」という特徴をシンプルに伝えた。
その中であえて語ったのは「背面のアップルロゴの点灯が帰ってきた」こと。ここ数年のMacでは光らず、新製品の中でもM6版iMacやMacBook Proは光らない。
しかし新ボディのMacBook Proは「光る」。これを伝えたのは、昔からのMacファンへのアピール、ということなのだろう。

新型MacBook Proは、正式には「PROLED XDRディスプレイ搭載MacBook Pro」。
既存のモデルも併売されるため、少しラインナップが複雑ではある。以下、記事内では「新型」と呼ぶ。

「自然さ」を軸に据えた「タッチ対応」
新型の特徴は「タッチ対応」だ。
とはいえ、タッチ対応になって特別感があるか、というとそうではない。
タッチの操作方法はiPadやタッチパッドで慣れているものとなんら違いがない。まったく新しい操作は導入されていないので、誰でもすぐに使えるだろう。
そのことは、タッチ対応に特別な「見たこともないようなユーザーインターフェースの変更」を求めていた人には拍子抜けかもしれない。
だが、なんの工夫もないか、というとそうでもないのが面白いところだ。
例えば、マウスやタッチパッドでメニューを操作した時と、指でタッチしてメニューを操作した時では、メニューの幅が変わる。クローズボタンのサイズも変わる。

同様の仕組みはWindowsなど、タッチをPCに導入した先行例でも見られる手法だ。ただ、OS全体が「タッチモード」になるのではなく、「指とマウスカーソルのどちらで操作したか」で自動的にメニュー幅などが切り替わっているので、使う側はほとんど意識する必要がない。
要はそのくらい、アップルは「MacBook Proへのタッチ導入」を特別な要素ではなく「普通のもの」として、サラッと導入することを目指している、ということだろう。
そしてその機能は、Macの上でiPhoneやiPadのアプリを開発するときに、操作確認のためにも活かされていくだろう。
