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登山靴を替えたらアイゼンも買い替え? モンベル新10本爪は3方式に変更可能、565gから

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  • 2026.11.06
  • 著者 : THE ANSWER編集部

モンベルから軽量な10本爪の「アルミアイゼン 10」が登場。565gからのアルミ製で、テープ、セミワンタッチ、ワンタッチの3方式を展開し、別売りパーツで変更も可能。重量、価格、対応する登山靴、アルミ製ならではの注意点を公式情報から紹介します。

10秒で分かるポイント

モンベルから、565g~の軽量な10本爪アルミアイゼンが登場しました。

  • ・565g~の軽量アルミ製
  • ・3つの固定方式を展開
  • ・パーツ交換で固定方式を変更可能

 雪上を歩くためにアイゼンを用意するとき、気になるのが重量です。

 必要な場所までバックパックに入れて運ぶ装備だけに、できるだけ軽くしたい。

 もう一つ悩ましいのが、登山靴との組み合わせです。

 アイゼンにはテープ式のほか、登山靴の「コバ」を使って固定するセミワンタッチやワンタッチがあります。

 「登山靴を替えたら、アイゼンも買い替えなければならない?」

 そんな重量と固定方式の問題に対応したのが、モンベルの新しい「アルミアイゼン 10」シリーズです。

 本体に軽量なアルミニウム合金を採用。テープ、セミワンタッチ、ワンタッチの3方式を展開し、さらに別売りパーツの交換によって固定方式そのものを変更できます。

10本爪で565gから アルミ製で重量を抑えた

 シリーズで最も軽いのは、ナイロンテープで固定する「アルミアイゼン 10」です。

 重量はS/Mサイズで565g/ペア、M/Lサイズで580g。

 本体には板厚3.0mmのアルミニウム合金を使用しています。

 アイゼン周囲はL字断面のリブ形状に加工。

 薄いフレームでも剛性を確保しながら、重量を抑える構造です。

最軽量は565g/ペア
 テープ式のS/Mサイズが565g。ワイドモデルは570g、ワンタッチは580g、セミワンタッチは590gからです。

アルミアイゼン 10

登山靴によって違う 3つの固定方式を用意

 アイゼンは、どの登山靴にも同じ方法で取り付けるわけではありません。

 新しいアルミアイゼン 10には、テープ、セミワンタッチ、ワンタッチの3方式があります。

 テープ式は、つま先とかかとを樹脂製ハーネスで覆い、ナイロンテープで固定します。

 アイゼン装着用のコバがない登山靴にも対応する方式です。

 セミワンタッチは、つま先を樹脂製ハーネス、かかとをレバー式のビンディングで固定。

 使用するにはかかと側にしっかりしたコバが必要です。

 ワンタッチは、つま先をフロントベイル、かかとをレバーで固定します。

 こちらはつま先とかかとの両方にコバがある登山靴が対象です。

固定方式の違い

 テープ式はコバのない靴にも対応。セミワンタッチはかかと側、ワンタッチは前後にしっかりしたコバが必要です。

 ただし、コバの条件を満たしていても、すべての登山靴に必ず適合するわけではありません。

 実際に使う靴との相性は購入前に確認する必要があります。

アルミアイゼン 10

登山靴を替えても使える? 固定方式をパーツ交換で変更

 今回のシリーズで特徴的なのが、固定方式を後から変更できる点です。

 例えばテープ式のモデルは、つま先側のトゥハーネスを別売りのトゥベイルへ交換できます。

 さらに、かかと側のヒールハーネスをヒールビンディングへ交換すればワンタッチ式になります。

 かかと側だけを交換すれば、セミワンタッチとして使用することも可能です。

 逆に、ワンタッチやセミワンタッチからテープ式へ変更するためのパーツも用意されています。

アイゼン本体を丸ごと買い替えなくてもいい
 登山靴に合わせ、別売りパーツを交換して固定方式を変更できます。ただし、メーカー指定以外の組み合わせは使用できません。

前後をつなぐバーも歩きやすさを意識

 軽さだけではなく、歩行時の安定性にも工夫があります。

 前後のアイゼンをつなぐジョイントバーは、登山靴のソールが曲がる動きに適度に追従するよう剛性を調整。

 歩行中のガタつきを抑える設計です。

 また、前側部分には厚みを持たせ、進行方向へのグリップ力を高めています。

ジョイントシステム

 前後のフレームをつなぐバーが登山靴のソールの屈曲へ追従し、歩行時のガタつきを抑える構造です。

幅広の登山靴にはワイドモデルも

 テープ式とセミワンタッチには、幅広の登山靴に対応するワイドモデルも用意されています。

 「アルミアイゼン 10 ワイド」は、幅広サイズの登山靴やスノーボードブーツに対応。

 「アルミアイゼン 10 セミワンタッチ ワイド」は、幅広サイズのアルパインブーツ向けです。

 重量はテープ式ワイドが570gから、セミワンタッチワイドが595gからとなっています。

アルミアイゼン 10

軽いアルミには弱点も 岩稜帯では使用非推奨

 アルミ製ならではの注意点もあります。

 モンベルは、岩稜帯やミックスルートでの使用を推奨していません。

 理由は、アルミニウム合金の特性上、岩などに接触すると摩耗が早くなるためです。

 つまり、10本爪だからといって、あらゆる冬山で使うことを想定した製品ではありません。

 主な用途は雪上歩行です。

10本爪=どんな冬山でも使える、ではない
 軽量なアルミ製は雪上歩行に向く一方、岩への接触では摩耗しやすくなります。岩稜帯や雪と岩が混在するミックスルートでは非推奨です。

アルミアイゼン 10
【左からテープ式、セミワンタッチ、ワンタッチ】

各1.4万円、565~610g 5モデルを比較

モデル 固定方式 S/M M/L 価格
アルミアイゼン 10 テープ 565g 580g 14,000円
アルミアイゼン 10 ワイド テープ 570g 585g 14,000円
アルミアイゼン 10 セミワンタッチ セミワンタッチ 590g 605g 14,000円
アルミアイゼン 10 セミワンタッチ ワイド セミワンタッチ 595g 610g 14,000円
アルミアイゼン 10 ワンタッチ ワンタッチ 580g 600g 14,000円
本体素材 アルミニウム合金[板厚3.0mm]
サイズ S/M、M/L
カラー オレンジ

 5モデルはいずれも1万4000円(税込)です。

 雪や凍結への備えを、アイゼンだけでなく登山靴や軽アイゼンまで含めて探したい場合は、「雪・凍結から登山用品を探す」で関連するギアをまとめています。

「軽い10本爪」に固定方式を変えられる自由度を加えた

 アルミアイゼン 10シリーズの分かりやすい特徴は、565gからという軽さです。

 しかし、今回の新作は重量だけを減らした製品ではありません。

 登山靴に合わせて3つの固定方式を選べる。

 さらに、登山靴が変わればパーツを交換して固定方法そのものを変更できる。

 「軽い10本爪が欲しい。でも登山靴を替えたら使えなくなるのは困る」

 新しいアルミアイゼン 10は、そんなアイゼン選びの悩みに対応したシリーズです。

 一方で、アルミは岩との接触では摩耗しやすいため、使用場所を選びます。

 軽さだけで決めるのではなく、歩くルートと登山靴の両方から選ぶことが重要です。

モンベル「アルミアイゼン 10」公式商品ページ
モンベル「アルミアイゼン 10 セミワンタッチ」公式商品ページ
モンベル「アルミアイゼン 10 ワンタッチ」公式商品ページ

【写真提供:モンベル】

(THE ANSWER編集部)

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