
NTTタウンページは11月5日、メールマガジンの配信先メールアドレス14万2126件が流出したと発表しました。委託先が利用しているアララのメール配信サービスが、第三者による不正アクセスを受けたためです。
同社によると、対象は10月8日から31日までの間にメールマガジンを送信した人。流出したのはメールアドレスで、ほかの顧客データや購買データ、メール本文や件名の流出は現時点で確認されていません。
同社自身のシステムへの不正アクセスや、同社が保持する顧客データの流出も確認されていないとのこと。件数などはアララからの報告に基づいており、影響範囲の調査を続けています。
そのため同社は、流出したメールアドレス宛てに不審なメールが届く恐れがあるとして、心当たりのないメールのURLや添付ファイルを開かず、個人情報やID・パスワードを入力しないよう注意を呼びかけています。現在、メールマガジンの配信はすべて停止しています。
今回の不正アクセスの原因は、アララの配信サービスにあります。NTTタウンページが詳細として案内しているアララの親会社ペイクラウドホールディングスの発表(第2報、11月2日)によると、第三者が10月28日から31日にかけて、メール配信サービス「アララメッセージ」のサーバーを経由して多数のサーバーへ侵入。
そして、侵入した第三者が契約企業の環境から会員情報などを持ち出したとのこと。持ち出されたか、その恐れがあるメールアドレスは、精査中ながら約7700万件に上ります。対象の契約企業は最大で約380社と推計しています。
契約企業によっては、氏名や性別、生年月日、電話番号、会員番号、住所なども流出対象に含まれます。一方、クレジットカード番号は保持していないとしています。
これとは別に、10月27日から28日にかけて共用環境の管理画面へ不正にログインされ、61社に関わるメールアドレス338万6187件などが持ち出されました。さらに同サービスが悪用され、クレジットカード会社を装ったメールが最大約713万通送信されたといいます。
アララは10月31日に同サービスの提供をすべて停止しており、再開時期は未定。原因はWebサーバーの脆弱性とシステム環境の問題と説明しており、侵入の開始時期や経路については調査中としています。
14万件という数字だけでも十分に大きく感じられますが、大もとの配信サービスでは約7700万件ものメールアドレスが持ち出されたか、その恐れがあるとされています。対象の契約企業は最大約380社に上るため、自分が利用している別のサービスから流出の知らせが届く可能性も残ります。
見覚えのある企業からのメールであっても記載されたリンクを安易に開かず、ブラウザから公式サイトを直接開いて確認するなど用心が大切です。