
トランプ米大統領の名を冠した携帯ブランド「Trump Mobile」のスマホ「T1」を、耐久テストで知られるYouTuberのJerryRigEverything(Zack Nelson氏)が検証しました。
米国時間10月28日に公開された動画では、T1と2年前のHTC製スマホ「U24 Pro」を並べて分解。基板を入れ替えても双方が普通に動いてしまう様子を公開し、内部がほぼ同一であることを示しています。
T1の中身がHTC U24 Proとほぼ同じだという話は、6月にiFixitの分解でも明らかになっていました(関連記事)。
この時iFixitはU24 ProのメインボードをT1へ移して起動を確かめましたが、今回は両機のメインボードを互いに入れ替え、どちらも動くことを確かめています。
Nelson氏によると、T1は本体の寸法やフレームの形状、画面の解像度、120Hzのリフレッシュレート、前後のカメラの画素数までU24 Proと同じ。3.5mmイヤホンジャックとmicroSDカードスロットも共通。ほとんどの仕様が同じです。
一方、外観の違いはカメラ部分の形状や上部へ移されたフラッシュ、金色に塗られた樹脂製の背面くらいだといいます。カメラ自体は5000万画素のメイン、5000万画素の望遠、800万画素の超広角とU24 Proと同じ構成。加えて、背面の星条旗は本来13本ある縞が11本しかないと同氏は指摘しています。
耐久テストの結果は上々です。画面はモース硬度6で傷が付き始め、7で深い傷が残るというU24 Proと同じ結果。側面は金属製で、曲げテストにも耐えました。
さらに分解すると、ネジの本数やメインボードとバッテリーの配置、サブ基板に印字された型番までU24 Proと一致。同氏が借りた個体は以前に水へ沈められたものでしたが、内部の水濡れ検知シールは白いままでした。
そして最後に、両機のメインボードを交換。T1のボードを入れたU24 Proも、U24 Proのボードを入れたT1も、どちらも起動して正常に動作しました。
Nelson氏は、同じメーカーが両機を製造していなければこうはならないとし、T1を米国製とうたうのは誤りだと批判しています。動画にはトランプ大統領への政治的な批判も多く含まれます。
iFixitの分解でほぼ答えは出ていましたが、基板を入れ替えても互いに動くという、これ以上ないほど分かりやすい形で裏付けられました。一方で、曲げに耐え、水没後も内部の水濡れ検知シールが反応していなかったあたりは、さすがU24 Pro譲りの堅牢さ。中身がU24 Proとほぼ同じであることは、使う側にとってはむしろ安心材料なのかもしれません。