
スマホやゲーム機の電池は消耗品ですが、基本的には自分で交換は至難。欧州ではこれを変える新しい電池規則が2027年2月に適用。任天堂もSwitch 2の電池を交換しやすくした改良版を準備中で、欧州の任天堂ストアで早ければ2026年10月から販売される予定です。
その欧州向け改良版が、なんと米国の認証を通過していたことが分かり、米国でも同じ仕様のSwitch 2が登場する可能性が浮上しました。
電池容量は5172mAhと現行の5220mAhより約1%少なく、重さは約411gと現行の約401gより増加。同梱のJoy-Con 2も電池を交換できる仕様になり、単体のJoy-Con 2やNintendo Switch 2 Proコントローラーの改良版は冬に登場する見込みとなっています。
対象地域は、EU加盟国やイギリス、ノルウェー、スイスなどの欧州に、サウジアラビア、オマーン、アラブ首長国連邦、南アフリカを加えた国々。米国や日本は含まれていません。
ところが米連邦通信委員会(FCC)の記録に、任天堂のゲーム機「BEE00101」が登場。認証日は2026年10月8日で、外観写真や取扱説明書は2027年4月7日まで非公開の扱い。任天堂の特許や認証を追うBlueskyアカウント「Nintendo Patents Watch」は、これが電池を交換できる改良版の本体「BEE-001(-01)」だとしています。この型番は欧州向け改良版の型番と一致します。
改良版のJoy-Con 2、Proコントローラー、ニンテンドーゲームキューブ コントローラーもFCCの認証を受けており、ゲームキューブ コントローラーの背面写真では、特殊なY字型のネジが一般的な十字ネジに変わっていたとのことです。
Nintendo Patents Watchは、FCCに提出されたアンテナの資料から、改良版の本体はBluetoothのアンテナ利得がわずかに上がり、2.4GHz帯のWi-Fiはアンテナによって上下する一方、5GHz帯のWi-Fiは利得が下がったと分析しています。
送信出力が同じだと仮定した場合、5GHz帯の電波の強さは25〜43%弱く、障害物のない環境での到達距離は13〜24%短くなる計算だといいます。もっとも同アカウント自身は、アンテナ利得は無線性能を左右する要素の1つにすぎず、実際の使用で差を感じる場面はほとんどないだろうとしています。

FCCの認証は、米国で無線機器を販売するのに必要な手続き。認証を取ったからといって発売が決まるわけではなく、Nintendo Patents Watchも、北米で発売されるかは分からず念のための申請かもしれないと書いています。
電池が1%減って10g重くなっても、数年後に自分で電池を替えられるなら、長く使い倒したい人には悪くない話です。欧州の規制対応が発端とはいえ、製造上もまとめて世界共通の仕様にしてくれたほうが理にかなっています。欧州限定にとどまらず、日本国内のモデルにもこの交換しやすい設計が降りてきてほしいものです。