
Samsungが開発中のSoC「Exynos 2700」が、社内の性能試験でQualcommの最上位チップ「Snapdragon 8 Elite Extreme Gen 6」を上回ったと、韓国のChosunBizが電子業界の話として伝えています。
同紙によると、Exynos 2700は来年初めに発売予定のGalaxy S27シリーズに搭載されるチップとのこと。
比較対象となったのは、Snapdragon 8 Elite Extreme Gen 6を積むXiaomiの「Xiaomi 18 Pro Max」です。
CPUのマルチコア性能を測るGeekbench 6.5では、Exynos 2700は約1万3000点と、Snapdragonの約1万1000点を約20%上回りました。Geekbench 7.0でも約15%上回ったとのこと。
さらに、下位の「Snapdragon 8 Elite Gen 6」を積むXiaomi 18 Proとの比較では、同じ2つの試験でそれぞれ44%、36%高いスコアだったといいます。
Qualcommは今世代、最上位の「Extreme」とその下の等級に分けてチップを展開しており、Xiaomiは2機種で異なるチップを採用しています。
また、GPUの性能試験でも、最新のグラフィックス技術を使った高負荷ゲームでの最大性能は、Snapdragonの最上位チップより約20%高かったとのこと。一般的な高負荷3Dゲームでの基礎的なグラフィックス演算性能についても、約5%上回ったそうです。
Exynos 2700は、Samsung Foundryの第2世代2nmプロセス「SF2P」で製造される予定。改良したパッケージング技術「Heat Path Block(HPB)」で発熱を抑え、性能を高めたと伝えられています。
前世代のExynos 2600は、Galaxy S26シリーズの一部モデルと一部地域向けのGalaxy Z Flip8に搭載されています。
8月にも、Exynos 2700が当時未発表の次世代Snapdragonを社内試験で上回ったとの報道がありました。今回は、その後正式に発表されたSnapdragonを積むXiaomiのスマホが比較相手となっています。
一方、朝鮮ビズは、社内試験の結果である以上、実際の製品での性能と電力効率は追加の確認が必要だとしています。
社内試験の数字とはいえ、Snapdragonを上回ったという話が2回続けて出てきたのは、Exynosにとって追い風です。Galaxy S27でExynos版に当たっても「ハズレ」と言われずに済むかどうか。製品版での発熱と電池持ちで真価が問われそうです。