
ここ数年、各年代で従来の腕時計からスマートウォッチに乗り換える人が増えてきた。その便利さから、シニア世代でも使う人を少しずつ見かけるようになった。
スマートウォッチは、スマートフォンと連携してさまざまな機能が使える、腕時計型の電子機器だ。時刻を確認するだけでなく、電話の着信やメール、アプリの通知なども手元で確認できる。さらに、音楽再生の操作や電子決済、タイマー、アラームなど、日々の暮らしに役立つ機能もいろいろ備わっている。
その一方で、「できることが多すぎて、かえって使いこなすのが難しそう」と、なかなか使い始められない人もいる。また、長年にわたって機械式腕時計を愛用してきた時計好きの中には「便利なのはわかるけれど、デジタル機器という印象が強く、使ってみようという気になれない」という声も聞かれた。
そんな人たちにこそ、一度試してみてほしいスマートウォッチが登場した。それが、ファーウェイの最上位モデル『HUAWEI WATCH GT 7 Pro』だ。
今回、実機を約1か月間にわたって借り受けることができた。デザインや質感をはじめ、日常での装着感、スタミナ性能、各種機能の使い勝手に至るまで。60代の筆者が実際に使い倒して見えたリアルな魅力と実用性をレポートする。
1.腕時計好きも納得する上質な素材感と上品なデザイン

パッケージを開けて、まず目を引いたのが、腕時計としての質感の高さだ。特に印象的なのが、丸型や四角型とはひと味違う八角形のデザイン。直線を生かしたすっきりとしたフォルムが、腕元にほどよい存在感を与えてくれる。

文字盤を囲むベゼルには、上品な輝きと滑らかな質感が魅力の「ナノテックセラミック」が使われ、スーツにも休日のカジュアルな装いにも、自然になじむデザインに仕上がっている。ケースは、とにかく軽く、丈夫なチタン合金製で、運動中もつけ続けられ、これなら日常使いから日々のスポーツやレジャーまで幅広く活躍してくれるだろう。

文字盤にあたるディスプレイには、透明度が高く、傷がつきにくいサファイアガラスを採用。画面も明るく、日差しの強い屋外でも表示が見やすい。移動中でも画面の情報をひと目で確認でき、使い勝手のよさを実感した。防塵・防水性能はIP69等級に対応し、5ATMの防水性能も備えている。水回りでも気兼ねなく使えるうえ、試用中に豪雨に見舞われた際も、安心して使い続けることができた。

ストラップに使う、柔軟性のあるエラストマー素材は手首に心地よくフィットし、汗によるベタつきが少なく、長時間着けていても快適だ。また、ストラップの剣先(先端)が内側にすっきり収まるようになっているので、ジャケットの袖に引っ掛かることや、運動の邪魔になることは一度もなかった。
2.計測が途切れない安心感を実現した、約3週間充電不要のスタミナバッテリー
続いて、スマートウォッチとしての主な機能を語っていきたい。
スマホ連携による利便性は冒頭にも述べたが、『HUAWEI WATCH GT 7 Pro』には、日々の健康を24時間見守ってくれる「ヘルスケア」と、ゴルフやスキーなど100種類以上のスポーツに対応した「ワークアウト」という2つの大きな機能も備わっている。
筆者自身が実際に体験して、その素晴らしさを実感した「ヘルスケア機能」について、詳しく紹介する。アクティブシニア世代におすすめの機能が盛りだくさんだ。



『HUAWEI WATCH GT 7 Pro』には実に多彩なセンサーが搭載されており、心身の状態を24時間自動で記録する。万が一異常を検知した際には、アラートで知らせる機能も備えている(※1)。
※1 本製品は、日常的な健康管理のための製品であり、医療目的では使用できません。24時間の記録は、一定期間ごとに計測値を定期的に取得・表示することを意味します。
これらの機能を日常的に活用できるのは、通常使用で最大約21日間も充電なしで稼働する、優れたバッテリー性能があるからだ。もし1〜2日しか持たなければ充電が億劫になり、やがて着けなくなってしまうだろう。バッテリー切れによる計測の中断を気にせず使い続けられる点こそ、シニア世代にこのウォッチをおすすめしたい大きな理由の一つである。
3.身につけるだけで24時間365日、手もとから健康を見守る

ここからは、筆者が特に気に入っているヘルスケア機能を紹介しよう。
まず取りあげたいのが、日本の医療機器用アプリとして承認された心電図測定機能(※)だ。測定結果から、不整脈の一種である心房細動などの兆候を確認することができる。
※2 心電図は、HUAWEIの心電図アプリケーションを指します(医療機器承認番号:30600BZI00035000)。この機能は、心房細動の兆候の検出を補助的に行うものであり、医師による診断に代わるものではありません。測定結果は参考情報です。また、この機能は18歳以上の成人の使用を意図しています。



続いて紹介するのが、睡眠モニタリング。不規則な生活スタイルゆえに、寝付きの悪さや夜間の中途覚醒といった睡眠の質に対する悩みを抱えている筆者が、この1か月間、最も重宝した機能でもある。単に睡眠状態を記録するにとどまらず、深い睡眠・浅い睡眠・レム睡眠(体は休息しつつ脳が活動している状態)・覚醒状態といった推移をグラフで視覚的に把握できる点が非常に優れている。



この機能を導入して以来、毎朝起床時に睡眠データを確かめるのが日課となった。「しっかり休めた」などの感覚を数値やグラフで客観的に把握できるため、日々のコンディションを管理・見直すうえでとても役立った。また、ウォッチで取得したデータは、専用アプリ『HUAWEI Health(ヘルスケア)』を使ってスマートフォンに蓄積できるので、データや分析は何度もじっくり見られる。

4.今日の体調は何点?日々の健康も長期的な健康傾向も把握できる「ヘルスインサイト」
継続的に測定したデータを統合的に分析し、自身の健康状態を一目で把握できるのが「ヘルスインサイト」機能だ。分析結果は「トレンド分析」と新機能「からだステータス」の2つに分類して表示される。





「トレンド分析」は、日々の健康データを長期的かつ多角的に解析し、短期間の測定では見落としがちな変化の兆候をとらえる。これまでに計測・記録した自分のデータを基準に分析するため、改善傾向や低下といったサインを把握したうえで、AIが自分に合ったアドバイスをしてくれるのだ。そのため、自身の平常時の健康ベースラインを知る手がかりとなり「運動不足だから散歩の回数を増やそう」「寝不足なので夜ふかしは控えよう」など、生活習慣の改善にも繋がっていく。
対する「からだステータス」は、毎朝の身体的・精神的なコンディションを、総合スコアとして可視化する機能となっている。その日の自分の状態をひと目で判断できるため、非常に扱いやすく、かつ面白い。ウォッチを約3日以上連続して装着することで、前日までの睡眠データや前日のストレスレベル、消費カロリーなど、複数の健康データを総合的に分析してスコア化してくれる。ちなみにスコア判定は70台が「おおむね良好」、80台が「良い」、90以上が「非常に良い」。70を下まわると「低い」、「要注意」となる。
ちなみに筆者のある日の点数は「68点」だった。睡眠がよく取れなかったことも原因だろう。その日はあまり無理はしないように過ごすことにした。
5.ゴルフにスキーに登山…充実のワークアウト機能も必見!
『HUAWEI WATCH GT 7 Pro』は、日々の健康管理にとどまらず、各種運動に活用できる「ワークアウト機能」も実に充実している。
100種類以上のワークアウトモードに対応し、多種多様な運動の記録・分析が可能だ。ウォーキングやランニングといった日常的なトレーニングはもちろん、スキーや登山、サイクリングなどの屋外アクティビティにも幅広く対応する。なかでも特に注目したいのが、充実したゴルフ機能だ。

国内にある99%以上のゴルフ場マップを網羅しており、コースの高低差補正機能も備える。本格的なゴルフ専用ウォッチと同等の性能を誇り、筆者の周囲にいるゴルフ愛好家からは「この機能がだけでも価格以上の価値がある」と絶賛の声が上がっていたほどだ。



ここでもバッテリーの持ちは長く、登山などでGPS位置情報を取得し続けても約51時間、ゴルフなどのアクティビティでも約3日間の連続使用が可能とされる。
結論!腕時計として非常に魅力的かつ日々の健康管理の便利さが両立
約1か月使ってみて実感したのは、『HUAWEI WATCH GT 7 Pro』が実用面・機能面のどちらをとっても、従来のスマートウォッチの枠を相当に超える性能を備えていることだ。まずは時刻の確認や歩数計測、睡眠状態のチェックといった身近な機能から気軽に使い始めてみるのもよいだろう。一度手に着けて使ってみると、その機能の便利さ、バッテリー持ちの良さ、多機能ぶりに驚くはずだ。
今回レビューしたのは『HUAWEI WATCH GT 7 Pro』



今回レビューしたGT 7 シリーズの頂点に位置するフラッグシップモデル。約46mmの本体に1.47インチの大画面を搭載しながら、重量は約55.5gと非常に軽量。この軽さと装着感の良さにより、終日無理なくつけ続けることができる。5万4780円(税込)。
ベーシックモデル「HUAWEI WATCH GT 7」もあり!

スマートウォッチの入門機ともいえるのが GT 7シリーズのベーシックモデル。「ヘルスケア」「ワークアウト」といった基本機能にしっかり対応し、大(46mm)と小(41mm)の2サイズを展開している。通常使用におけるバッテリー持続時間は、46mmモデルが約21日間、41mmモデルが約14日間。「Pro」との違いは、心電図機能の有無や、ウォッチの素材やゴルフ機能の内容など。フルオロエラストマー(フッ素ゴム)ベルトで4万1580円(税込)、レザーベルトで4万4880円(税込)。
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