
きれいなように見えて実は意外ときれいじゃなさそうなもの。枕には「実は汚い疑惑」があるのかもしれない。リクエストBOXからも何件か「枕をオキシ漬けして欲しい」といただきました。
考えてみれば毎日のように汗を吸い込んでいるだろうし、枕カバーだけでは防ぎきれない汚れがしみ込んでいるハズ。というわけで、用意したのは「15年物の羽毛の枕」である。
・15年物
提供者のYoshioによるとこの羽毛の枕は、彼の実家で少なくとも15年以上前から使用しているそう。現在ではYoshio宅の来客用枕として活躍している一方で、特に洗った記憶はないそうだ。
それを裏付けるように、模様にすら見える茶色のシミが枕のあちこちに出来ている。枕カバーをしていればわからないが、正直「清潔な枕だな」とは思えないなかなか年季の入った枕である。
羽毛であることが懸念であったが、Yoshioは「まあ、最悪捨ててもいいやつだから」とのこと。ならば試させてもらおう、オキシクリーンがどれだけ枕の汚れに効くのかを。
・沈まぬ枕
というわけで、オキシ液を作り枕をオキシ漬けしていく。ただこれまでの素材と違いさすがは羽毛。全然沈まない! 浮いてきちゃう!! 袋で密閉しているものの、オキシ漬けというか “オキシ浮き” の方が正確だ。
仕方ないので途中途中で何度か表と裏をひっくり返し、オキシ漬けを継続。あの強烈なシミを見てしまったので、今回は24時間オキシ漬けの長時間プランを採用した。
翌日──。
オキシ漬けした枕はずっしりと重くなっており、オキシ液もかなり濁っている。オキシ液を洗い流してある程度水を切ったら、あとは干すだけ……と思いきや。
アーーーーーー!
枕が破けた……
しかも一カ所じゃない、何カ所も!!
・多発同時生地破れ
枕の水分を切るため生地をちょっとつかむと、あっさりと破れてしまう枕の生地。え、どういうこと? これは想定外というか、普通に緊急事態である!
ちなみにGoogle AI「ジェミニ(Gemini)」に聞いたところ「濡れて重くなった羽毛の負荷」「弱アルカリ性薬剤との相性の悪さ」などの理由が考えられるそう。確かに枕がメチャメチャ重くなっていたことは紛れもない事実だ。
また浮いては沈ませ、沈ませては浮きを繰り返したのに、水が浸透していたのは表面から2センチほどの羽毛だけ。その奥はまだまだフカフカの羽毛が生き残っていた。さすが羽毛、天然ものの高級素材である。
さらにあの表面の丸いシミに関しては「ほぼ消えていた」と言っていいだろう。濡れているため正確なジャッジは難しいが、確認した限りシミはほぼほぼ見当たらなかった。
・やらない方がいい
この結果から言えることは「羽毛の枕はオキシ漬けしない方がいいよ」ということ。表面の汚れは確かにキレイになるが、破損のリスクが高すぎる。枕に限らず羽毛系の製品は、オキシ漬けしない方がいいだろう。
ただ事前の予想通り、枕はやはり清潔ではないらしい。枕を絞ったところ黄色い液体が出てきたので、何かしらの方法でケアした方が良さそうだ。現場からは以上です。
参考リンク:Amazon、楽天市場
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.