2025年度に実施された健康診断のうち1300万人規模の結果について、測定値や医師の所見・判定、問診結果を誤って記載して受診者に知らせた「誤通知」を調べたところ、少なくとも延べ1019人分あったことが毎日新聞の調査で判明した。
極めてまれではあるが、健診の結果に間違いが紛れ込んでいる実情が明らかになった。
企業には従業員に健診を受けさせる義務があり、一般的な健診は身体や血圧、血糖、脂質、肝機能といった項目を調べる。
自営業者や高齢者ら向けの健診もあり、病気の予防や早期発見につなげる役割を担う。
一方で、健診結果の誤通知によって病気を見逃したとするトラブルも起きており、大阪高裁では26年6月、医療法人側のミスを認めて賠償を命じる判決が言い渡されている。
厚生労働省によると、健診結果の誤通知に関する統計はなく、実態が分かっていなかった。
そこで毎日新聞は、中小企業の従業員ら約3970万人(24年度末)が加入する全国健康保険協会(協会けんぽ)を通じて実施された健診に着目。協会けんぽは医療機関に健診(生活習慣病予防を目的とした「特定健診」も含む)を委託し、誤通知が確認された場合に都度発表している。
これらを基に、誤通知の発生規模を調べた。
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