- 2026.11.06
- くるまのニュース編集部
岐阜県警察交通安全情報の公式SNSは、カーブで発生した事故の動画を公開しました。一体何があったのでしょうか。
スピードオーバーで横滑りし衝突
岐阜県警察は2026年10月27日、公式SNS「岐阜県警察交通安全情報」(@gpkoutsuukikaku)を更新。カーブで発生した事故の動画を公開しました。
一体何があったのでしょうか。

動画は4車線の道路を映した監視カメラが捉えた実際の映像です。道路の状況から国道や県道のバイパスと思われますが、実際に撮影された区間は明らかにされておらず、撮影日時も不明です。ゆるやかなカーブを描く線形で、市街地ではなく郊外であることはわかります。
動画開始の時点で、路面は濡れており、カメラ映像でもわかるほどの雨が降っています。日中ですが、雨しぶきで視界は悪く、通行するクルマのほとんどはライトを点灯しています。
映像開始2秒で左側から、1台のコンパクトミニバンが現れます。直前に白いセダンが通過していましたが、そのセダンよりも少々速い速度でカーブに進入します。
すると、コンパクトミニバンはカーブの手前で、車体が路肩側のガードレールの方へ向きます。コントロールを失ったようです。
とっさにブレーキを踏んだようですが、本来ならカーブの手前で十分に減速すべきところをそのまま突っ込んでいったため、減速のタイミングは遅い状態です。
コンパクトミニバンはそのまま後輪が右に横滑りした状態で進み、完全に真横を向いた状態でガードレールに激しく衝突。衝突の瞬間は、反対車線に大型トラックが走行しており、カメラの画角とちょうど被ってしまっているため、よく見えません。
それでも水しぶきを激しく撒き散らしているのがわかり、衝撃の強さを物語っています。
トラックが通過すると、衝突後のコンパクトミニバンの姿があらわになりました。激しく3回以上もスピンしており、映像をよく見ると前後部分は大破。回転とともに部品も散らばっています。
その後、スピンは止まり、激しく壊れた状態で本線上に留まります。このとき後続にはトラックが接近していましたが、すぐにハザードを点灯させたため、多重事故には至りませんでした。
この一連の事故は、明らかに「スピードオーバー」が原因でしょう。雨であり、先にカーブがあるにもかかわらず、減速不十分な状態では、タイヤが滑って事故を起こす可能性が高まるのは、火を見るより明らかです。
ましてや映像を見ると、「左方屈曲あり(左カーブに注意)」の警戒標識が設けられており、雨が降っていない状態でも手前で減速し、注意しながら進行する必要があります。
また、横滑りを起こした要因として「タイヤ」が関係している可能性もあります。タイヤの溝が少ないと、雨天時に水はけが悪くなり、容易にスリップしやすくなります。タイヤは適宜交換し、メンテナンスも怠らないことが大切です。
岐阜県警察は投稿で、「10月25日(日)午前11時20分頃、瑞浪市明世町地内の中央自動車道において、普通乗用自動車がカーブで縁石に衝突・横転し、同乗者の女性が亡くなる交通死亡事故が発生しました」と事故の事例を示した上で、「雨天では特に速度を控えスリップ事故にご注意ください」と雨天走行時の注意を呼びかけています。
なお、10月25日の事故と本動画は無関係としています。
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