恐竜×SF×ネイティブアメリカンの王道シューター!
NINTENDO64で発売された『時空戦士テュロック』をご存知だろうか。戦士テュロックがさまざまな世界を旅しつつ、破壊神を倒すために冒険するFPSである。
あらゆる武器を駆使して恐竜と戦うFPSで、コアな人気作だったといえる。仮にご存知なかったとしても「ガンガン銃を撃ちまくって恐ろしい巨大な恐竜と戦う」となれば、イヤでもワクワクしてくるゲームだとわかるだろう。
そして、シリーズ最新作となる『Turok: Origins』が発表された。2026年9月17日から開催された「東京ゲームショウ2026」にて本作を試遊できる機会に恵まれたので、プレイレポートおよびディレクターインタビューをお届けする。
シューターとしての出来は万全!一人称・三人称をいつでも切り替え可能!

『Turok: Origins』を簡潔に表現するのであれば、「王道のキャンペーン・シューター」であろう。
プレイヤーはテュロック族の戦士となり、恐竜やエイリアンとの戦いを繰り広げていく。ソロはもちろん最大3人でのマルチプレイに対応しており、ゲームプレイ中いつでも一人称・三人称視点を切り替えられる。
「Turok」シリーズは1997年にスタートしており続編も出ているが、今回は前日譚になっているので、過去作を知らなくとも問題ないだろう。

まずプレイヤーは、キャラクターおよびクラスを選択する。クラスは「レイヴン」「バイソン」「クーガー」の3種類あり、それぞれ持っている武器が異なる。アサルトライフルやショットガンなどが用意されているほか、バリアやワープ近接攻撃などの特殊能力もあり、役割ごとの分類となる。
本作の開発チームは『Warhammer 40,000: Space Marine 2』や『World War Z』で知られるSaber Interactiveで、シューターとしての出来栄えはさすがの一言である。
銃を撃つ気持ちよさもきちんとあるし、ミニマップも見やすく役に立つ。パッド操作の場合は適切なエイムアシストがあり、進むべき場所がわかりづらい場合には視覚的な誘導がしっかりと存在する。
今回の試遊では序盤のジャングルステージをプレイできた。わかりやすい一本道の構成になっていたが、これはあくまで序盤だからであり、ステージが進むと分岐や収集品もあるそうだ。
本作の大きな特徴は、敵のキルモーションが豊富すぎるところだ。キルモーションは通常の敵それぞれに対して5種類存在しており、かつ近接武器ごとにモーションも変わる(近接武器はクラスによって変化する)。
手斧を相手にぶっ刺して気持ちよく倒したり、カニのような生き物に食べられそうになりながらも反撃でキルしたりと、キルモーションに異様なこだわりを感じられるだろう。今回は特別にデバッグモードでいろいろなモーションを見せてもらったのだが、リストを見る限り敵の数もかなり多そうだった。
ちなみに、シリーズファンに人気の武器「Cerebral Bore」も登場するようだ。これは敵の頭に命中すると、その頭蓋骨を掘り進んでから脳内で爆発するイカれた武器である。「気持ちよく敵をぶちのめす」という強い意思を感じられる一作になっていそうだ。
また、倒した敵あるいは環境からDNAを抽出し、リアルタイムでスーツを進化させる要素もある。これはスーツの見た目を変更できると同時に、戦闘で役立つスキルや能力も得られる。

今回はPC版のほか、Nintendo Switch 2版も試遊させていただいた。Nintendo Switch 2版はフレームレートが30fpsになっており、雨の表現など一部のグラフィック表現が省略されている(Xbox Series S以外の機種では60fpsに、PCではそれ以上のフレームレートに対応)。
ただし、それでもかなり快適にプレイできるのは間違いない。「Nintendo Classics」では『時空戦士テュロック』や続編となる『バイオレンスキラー TUROK NEW GENERATION』もプレイできるため、過去も現在も楽しみたいプレイヤーにとって良い選択肢となるだろう。
ディレクターインタビュー「非常に良質で臨場感あふれるシューター」を目指す
本作のディレクターであるヘスス・イグレシアス(Jesus Iglesias)氏にインタビューする機会をいただいた。
──よろしくお願いします。まず、本作の担当領域について教えてください。
ヘスス・イグレシアスと申します。アニメーションやサウンドや音楽をはじめ、ゲームのあらゆる部分に携わっているゲームディレクターです。
──「Turok」シリーズは正直、日本ではそこまで有名なゲームではありません。あらためて、この作品の魅力・ポイントを教えてください。
「Turok」シリーズは、恐竜やエイリアンが登場し、宇宙や時空を旅する設定のゲームです。さらにネイティブアメリカンの要素が入っており、テュロック族は生き残りをかけて戦う戦士となっています。
90年代からこれらの要素によって人気がありましたが、この方程式はまだまだ人気・魅力がある、というのが私たちの考えです。
我々はユニバーサル・スタジオと密接な関係があり、『ジュラシック・パーク:サバイバル』を手がけています。そういったタイトルもあるならば、「Turok」シリーズをあらためてやってみるのもいいじゃないかという話が出てきました。
ちなみにマドリードのスタジオでは『ジョン・ウィック』のゲームも手がけており、IP権利者の方々からも安心して任せられるスタジオだとご理解をいただいております。そういった経緯で今回「Turok」を開発させていただきました。

──試遊した感想としては、オーソドックスなスタイルのシューターだと感じました。とにかく爽快感重視で、かつひとりでもみんなでも遊べるシューターを目指した、という認識でよいのでしょうか?
そうですね。クラシックなキャンペーンモードを、どんな方でも楽しんで遊べるようにデザインしています。
今回は一人称視点と三人称視点を自在に切り替えられるのですが、今回はそのふたつの視点をデフォルトであるものとしてデザインしました。日本では三人称視点でプレイされる方が多いことも知っています。
ただし、実際にふたつの視点を用意するのは容易ではありませんでした。両対応しているゲームはあまりなく、我々にとってもチャレンジだったのですが、最終的にはかなりシームレスにかつレスポンスよく両方のモードで遊べるようなシステムにできました。
また、ひとりでじっくり遊んでいただいてもいいですし、フレンドと一緒に同じ体験を楽しんでいただくことも可能になっています。

──導入の段階でSF設定がかなり練られている印象がありました。これはやはり「Turok」シリーズならではの世界設定になっているのでしょうか。
遊んだことのある方でも誤解されているケースがあるんですが、「Turok」シリーズはSF要素がかなり強かったゲームです。ポータルを通って別の世界に行ったり、ものすごくSF的な武器を使って戦いますからね。
今作は前日譚となり、1作目のかなり前の時代が舞台となっています。そこにあらためてSF設定を取り入れて描き直しています。また、以前からそうではあったのですが、ネイティブアメリカンの文化をかなり取り入れています。
そもそもテュロックというのは、さまざまな星や銀河系が集まった世界「ロストランド」を守るための戦士の一団の名前です。そういったSF設定のなかに古代のネイティブアメリカン文化を織り交ぜています。
──ゲームプレイの基本はキャンペーンモードかと思いますが、いわゆるエンドコンテンツに該当するものはあるのでしょうか。
はい、エクストラミッションが収録されています。
クリアまでには10~12時間ほどのボリュームがあり、その後はモディファイアをかけた(難易度や設定を任意で調整した)ゲームが楽しめるようになっています。フレンドと一緒にさらなる難易度を楽しんでいただければと思います。
──日本ではまだテュロックの魅力が伝わりきっていないと思います。日本のユーザーに「ここを見てほしい」というポイントを教えてください。
『Turok: Origins』は非常に良質なシューターに仕上がっています。一人称・三人称視点の両方を選べますし、ジャングルの世界、氷の世界、砂漠の世界、あるいは古代の遺跡など実にさまざまな環境が用意されています。
さらにその惑星ごとに異なる恐竜、敵が登場し、バラエティ豊かな体験がテュロックたちを待っています。臨場感のあるゲームでもあって、キルモーションも派手な武器も揃ってますよ!
──ありがとうございました。
『Turok: Origins』は、2027年春にNintendo Switch 2/PC(Steam/Epic Games)/PS5/Xbox Series X|Sで発売予定。
Turok: Origins
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