気軽に使える画像生成AI
東京ゲームショウといえば、基本的にはゲームを遊ぶ場所だ。発売前の大作を試遊したり、インディーゲームを発掘したり、巨大なブースを眺めたりする。ところが東京ゲームショウ2026(TGS2026)の会場を歩いていると、ゲームそのものではないものもかなり目についた。

そのひとつが、AI画像生成サービス「PixAI」だ。
PixAIはホール8にブースを構え、AIによるイラスト生成をその場で体験できる展示を行っていた。生成した画像のなかから気に入ったものを選び、実際にプリントして持ち帰ることもできる。
筆者も会場でPixAIを触ってみた。
とにかく「絵を作る」までが近い
PixAIを実際に触って最初に感じたのは、画像生成AIについて詳しく知らなくても、とりあえず何かを作るところまではかなり簡単に到達できるということだった。
自分が作りたいものを言葉として入力し、それをもとに画像を生成する。生成AIそのものには、もはや珍しさはない。ChatGPTをはじめ、一般ユーザーが画像生成機能に触れる機会も増えている。

それでもPixAIには、最初からアニメやゲーム的なキャラクターイラストを作ることに強くフォーカスしているためか、「AIに画像を作らせている」というより、キャラクターを組み立てるツールを触っているような感覚がある。
少なくともTGSの会場で触るぶんには、モデルの仕組みや生成AIの技術を理解することより、「こんなキャラクターを作りたい」というところから始められる。
ここは重要だと思った。
画像生成AIというと、プロンプトの書き方やモデル、LoRAなど、少し踏み込んだところから急に専門用語が増えてくる。しかし、会場での体験はそうした技術そのものを見せるというより、「言葉を入れれば絵になる」という最も分かりやすい部分を前面に出していた。
今回の展示ではMio.2という会話式のエージェントを使い画像を生成していくことができた。そこで筆者は「銀髪で髪を編み込んだ女の子のキャラクターを作ってほしい。衣装はテックウェア風がある感じでモノトーンに差し色を一色いれてほしい。」という指示をした。さらに生成した画像に二丁拳銃を持たすように調整をしていった。

できたのはこちらだ。こちらのイメージをよく掴んでいることが確認できた
PixAI側もTGS2026への出展にあたり、「頭の中にあるアイデアを数語からビジュアルにする」ことを体験の中心としてアピールしていた。
生成した画像が「紙」になるのがおもしろい
そして、TGSの展示としてうまいと思ったのが、生成した画像をプリントアウトして持ち帰れることだった。
画面のなかに画像が一枚増えるだけなら、普段スマートフォンやPCで生成AIを触っているのと、それほど変わらない。

ところが紙になってプリンターから出てくると、少し印象が変わる。
自分が数分前に入力した言葉から作られた絵が、一枚のイラストとして手元に残る。デジタル上では大量に生成しては流してしまえるAI画像が、物理的な「一枚」になる。
TGSというリアルイベントで画像生成AIを展示するなら、この出口はかなり分かりやすい。
ゲームショウでは昔から、ステッカーやクリアファイル、ポストカードといったノベルティを大量にもらう。しかしPixAIの場合、それが「自分がその場で作ったもの」になる。
AI画像生成という極端にデジタルなサービスが、最後だけ妙にアナログになる。その組み合わせが個人的にはおもしろかった。
「完成品を作る道具」より「考えるための道具」
実際に触ってみて、筆者がPixAIにもっとも可能性を感じたのは、完成したイラストを得ることそのものではなかった。
むしろ、頭の中にある曖昧なイメージを、とりあえず目の前に出してみることだ。
キャラクターの服装はこうしたらどうなるか。髪型を変えたらどう見えるか。この二つのイメージを混ぜたら何が出てくるのか。
人間は、頭のなかだけで考えているものについて意外なほど正確には把握していない。それを一度ビジュアルとして外に出すことで、「これは違う」「もっとこうしたい」という次の考えが生まれる。
その意味では、画像生成AIは完成品を一発で作る装置というより、アイデアに対して高速に壁打ちをする装置として見るほうがしっくりくる。
もちろん、その先にある画像をどのように利用するかとなれば、権利や制作倫理を含めて別の問題を考える必要がある。
だが「思いついたものを一度見てみる」という用途だけでも、この技術には独特の強さがある。
TGSに増えていく「ゲームではないもの」
今回PixAIを体験して印象に残ったのは、画像生成の性能だけではなかった。
TGSというイベントそのものが、少しずつ変わっていることだ。
東京ゲームショウにはゲーム会社だけがいるわけではない。映像、配信、広告、決済、開発支援など、ゲームを取り囲むさまざまな企業が集まっている。そこへ生成AIも入ってきた。
そう考えると、PixAIのブースがゲームショウにあること自体が、2026年のゲーム産業を象徴する光景のひとつなのかもしれない。
ゲームを一本遊んだわけでもない。新作が発表されたわけでもない。
ただ、言葉を入力すると数分後には見知らぬキャラクターが生まれ、それを紙にして持って帰ることができる。
そんなブースが当たり前のようにゲームショウの一角に存在している。
そのことのほうが、生成された一枚の画像以上に興味深かった。
PixAI 4周年キャンペーンが目白押し
PixAI 4周年を記念して2026年9月16日に新しいAIモデル「Tsubaki.3」をリリースした。このモデルではイラスト・マンガ制作・動画生成までオールインワンで創作できる「アニメ調最強」を謳ったモデルだ。
また4周年を記念して、2026年9月17日(木)から10月20日(火)まで以下の4周年キャンペーンを実施している。
・「Tsubaki.3」無料使用カード:ログインするだけでゲットできる
・「無限モード」:プレミアム会員は、期間中「Tsubaki.3」をクレジット消費なしで利用可能(テキストから生成する場合が対象)
・「年間プラン」50%OFF
さらに4周年を記念した音楽番組『PixAI Music Jam』を公開。本番組ではアーティスト5組が、それぞれの楽曲と、PixAI楽曲を1曲ずつ。全10曲をお届けする。番組ではアーティストが楽曲のイメージを言語化してプロンプトとして入力。そこから出来上がった画像が見られるというわけだ。出演は結城アイラ、yozuca*、AIYUE blessed : 理名(a.k.a トゲナシトゲアリ Vo.)、榊原ゆい、片霧烈火、青木佑磨(MC)となっている。
最後に世界中のクリエイターの作品を渋谷の街頭ビジョンに展示する企画「世界が描く、渋谷(The World Draws Shibuya)」を展開。2026年9月16日(水)から9月29日(火)まで、宇田川町、宮下公園、道玄坂エリアなどのボードウォール10面で公開されている。

本企画では、世界160カ国に広がるPixAIのクリエイターコミュニティを対象に「それぞれの目に映る渋谷」をテーマとして作品を募集し、選ばれた10作品を展示する。ひとつの都市が異なる文化や視点を持つクリエイターによってどのように描かれるのか、その多様な解釈を、渋谷の街を歩く人々へ届ける。
■PixAI 4周年 年内最大セール開催中(〜2026年10月20日)
イラスト・マンガ制作・動画生成、全てができるアニメ調オールインワンAI創作ツール「Tsubaki.3」が今登録すれば無料で使える。
■PixAI IGN 特別引き換えコード(10万クレジットを2000名先着に配布)
IGN9SQM7CYD
■PixAI 4周年イベントページ
https://pixai.art/ja/event/4th-anniversary
■PixAI Tsubaki.3特設ページ(作品展、プロンプト参考が盛りだくさん)
https://pixai.art/ja/tsubaki-3
開発プロセスをまとめたTsubaki.3技術レポートを公開。タグ付けモデルはオープンソースに
「Tsubaki.3」は、既存の公開モデルをファインチューニングしたものではなく、当社が一から開発した自社モデルです。開発にあたっての設計判断を広く共有するため、技術レポートを公開しました。
▼ Tsubaki.3 技術レポート
https://pixai.art/ja/tsubaki-3/report
▼ Tagger(Hugging Face)
