

Google は 2026 年 9 月 11 日 (現地時間)、ChromeOS の長期サポート候補 (Long-term Support Candidate : LTC) チャンネルを利用しているデバイス向けに、ChromeOS LTC 150 の新たなマイナーアップデートの展開を開始しました。
今回のアップデートにより、ブラウザのバージョンは 150.0.7871.253、プラットフォームバージョンは 16700.63.0 へと更新され、 LTC チャンネルに設定している Chromebook などのデバイスは、この最新バージョンに順次アップデートされます。
アップデートの内容
今回のマイナーアップデート (150.0.7871.253) は、システムの安全性を維持するためのセキュリティ修正を目的としています。
公開されたリリースノートによると、深刻度が「High (高)」と評価された 7 件、「Medium (中)」と評価された 1 件の、合計 8 件の脆弱性に対する修正が行われています。
深刻度 : High (高)
- CVE-2026-79195 : Script における Use after free
- CVE-2026-84349 : Browser における Use after free
- CVE-2026-78954 : Extensions における Incorrect authorization
- CVE-2026-79187 : WebRTC における Use after free
- CVE-2026-79274 : GPU における Information leak
- CVE-2026-78952 : Crashpad における Out of bounds write
- CVE-2026-79078 : FedCM における Use after free
深刻度 : Medium (中)
- CVE-2026-79174 : Extensions における Incorrect authorization
これらのメモリ管理の不備を突かれることで、任意のコード実行などを引き起こされるリスクがあります。また、GPU における情報漏洩など、意図しないデータへのアクセスにつながる問題にも対処されています。
LTC チャンネルを利用している企業や教育機関の管理者は、安全な運用環境を確保するため、速やかにアップデートの適用をおすすめします。
ChromeOS の LTC と LTS とは
ChromeOS では、企業や教育機関が安定した環境を長期間運用できるよう、通常の安定版 (Stable) とは異なる複数のサポートチャンネルが用意されています。その中でも、企業や教育機関での利用を想定しているものが LTC と LTS です。
- LTS (Long-term Support): 安定性を最優先するチャンネルです。約 6 ヶ月ごとに機能のアップデートが行われ、その間はセキュリティ修正を中心としたマイナーアップデートが配信されます。
- LTC (Long-term Support Candidate): LTS チャンネルでリリースされる次期バージョンの候補版です。LTS へのメジャーアップデートが行われる約 3 ヶ月前にリリースされ、システム管理者が事前に新しいバージョンでの動作検証やテストを行うことを目的としています。
現在 LTC チャンネルで展開されている ChromeOS 150 は、2026 年 10 月 6 日に予定されている次期 LTS への移行に向けた検証用バージョンとなります。
LTC チャンネルを利用中の管理者は、最新バージョンを適用して引き続き検証を進めることをおすすめします。