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トヨタ、「クラウンシグニア」をローダウン&ワイド化した走り重視のグランドツアラー「GT-S コンセプト」初公開

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「CH-R」と「ハイランダー」のバッテリEVコンセプトモデルも登場

  • 編集部:塩谷公邦

2026年11月6日 06:00

2026年11月3日 公開
トヨタがSEMAショー2026で初公開した「クラウン シグニア GT-S コンセプト」

約127mmローダウン&レクサス「RX 500h」ブレーキを移植

 米トヨタ(Toyota Motor North America)は、米国ネバダ州ラスベガスで開催中の自動車カスタマイズ見本市「SEMAショー2026」において、クラウンのSUVモデル「クラウン シグニア(日本名:エステート)」をベースにしたカスタマイズコンセプト「クラウン シグニア GT-S コンセプト(Crown Signia GT-S Concept)」を世界初公開した。

 手掛けたのは、これまでも数々の魅力的なプロジェクトを具現化してきた「トヨタ モータースポーツ ガレージ(Toyota Motorsports Garage)」。日常使いで求められる室内空間や荷室の使い勝手、快適性を一切損なうことなく、本格スポーツカーの佇まいとハンドリングを融合させた「洗練のグランドツーリングマシン」を具現化したという。

クラウン シグニア GT-S コンセプト

エレガンスを崩さず再構築した一体型ワイドボディ

 エクステリアは、ベース車両が持つクリーンで伸びやかなルーフラインを活かしつつ、大胆なリデザインを実施。ひときわ目を引くのが、ボディパネルと滑らかに一体成形されたワイドフェンダー。また、形状を見直したヘッドライトまわりにレッドアクセントを配し、リアセクションには専用エアロパッケージを採用。ディフューザー部には台形型のエキゾーストエンドを美しくインテグレートし、威風堂々たるツアラーの風格を漂わせた。

レッドアクセントを入れてスポーティな見た目に
ディフューザーには台形型のエキゾーストエンドが組み込まれている

 ボディカラーは特注のダークグレーメタリックで、大粒のフレークと深みのあるクリアコートを施し、上品な質感とハイパフォーマンスカーならではの押し出し感を高次元で両立させた。インテリアも同様に、優れたホールド性を発揮するスポーツシートに赤い差し色をあしらった。

前後ともワイドフェンダー化が施されている
リアドア下部には「SIGNIA GT-S」のデカールがあしらわれている
ハイマウントストップランプを内蔵したリアウイング

5インチのローダウンとレクサスRX 500hの足まわりを流用

 サスペンションは、専用にワンオフ製作したMCS製コイルオーバー(車高調)キットを組み込み、ノーマル比で約5インチ(約127mm)ものローダウンを実現。地を這うようなアグレッシブなスタンスを獲得している。

約127mmローダウンさせ、295mm幅のワイドタイヤをセット

 ホイールには特注の21インチHRE製アルミホイールを採用し、295mm幅のワイドタイヤをセット。純正状態から接地面積を約20%拡大し、強大なトラクション性能を引き出す。さらにストッピングパワーを担保すべく、ブレーキシステムには上級モデルであるレクサス「RX 500h F SPORT」からフロント&リアの大型ブレーキキャリパーを移植。ハイパフォーマンスツアラーに相応しい制動力を確保した。

ホールド力の高いシートを採用し、ヘッドレストには「GT-S」のロゴが入る
シフトノブは赤色仕様で「GT-S」ロゴもあしらわれている

フル電動クロスオーバーのカスタムスタディ「C-HR コンセプト」

C-HR コンセプト

「ELECTRIFY THE EXPECTED(期待を電動化せよ)」を開発コンセプトに掲げ、単なる移動手段としてではなく、都市そのものを自らの「テストコース」であり「キャンバス」と捉え、交差点を曲がる瞬間や信号待ち、目的地への到着といった日常のあらゆる瞬間を刺激的に彩りたいドライバーに向けてデザインされた1台。

 エクステリアは、地を這うようなスタンスが特徴で、足まわりにはローダウンサスペンションを組み込み、車高を2.75インチ(約70mm)ダウン。引き締まったフェンダーアーチの中には、グロスブラック仕上げの22インチホイールと、275/35R22サイズのパフォーマンスタイヤを備える。

C-HR コンセプト

 ボディカラーは、滑らかな質感の「サテンホワイト」を採用し、ルーフやピラーまわりに深い光沢を放つ「ピアノブラック」を組み合わせた2トーン仕様。昼間の光の下では緻密で洗練された陰影を際立たせ、夜の街並みやイルミネーションの下では挑発的でシャープな存在感を放つ。都市型バッテリEVカスタマイズの新たな方向性を示すコンセプトカー。

カスタマイズコンセプト「ハイランダー コンセプト」

 メインテーマとして掲げられたのは「THE CITY JUST GOT BIGGER(街はもっと広がる)」で、眠らない大都市のストリートへ新たな存在感を放つべく仕立てられた1台。ハイランダーが本来持つ安心感や多様なユーティリティをベースに開発し、毎日の通勤や深夜のクルージング、目の前に広がるアスファルトの道を、より刺激的で特別な移動体験へと昇華させる電動化のビジョンを提示するモデル。

ハイランダー コンセプト
ハイランダー コンセプト

 エクステリアは、ファミリー向けSUVのイメージを一新するストリート仕立て。ボディカラーは、マット調の上質な質感を持つ「サテンホワイト」に「ピアノブラック」を組み合わせた精悍な2トーンを採用。サスペンションの変更によって車高は2.5インチ(約63.5mm)ローダウンされ、エンスージアストが求める地を這うような路面追従姿勢(ロードハギング・ポスチャー)を獲得した。

ハイランダー コンセプト

 足下には、トヨタ純正アクセサリーとしてラインアップされるグロスブラック塗装の22インチ大径アルミホイールを装着し、タイヤには275/40R22サイズのパフォーマンスタイヤを組み合わせ、洗練されたアーバンスタイルに仕上げている。

ハイランダー コンセプト

 瞬時に立ち上がるバッテリEVならではの加速レスポンスと、トヨタが培ってきた確かなキャパシティ、そしてストリート育ちのスタイリングを融合させ、「単なる移動手段の違いではなく、目的地へ降り立つスタイルそのものを新しくする」というメッセージを体現させた。

22インチ大径アルミホイールと275/40R22サイズのパフォーマンスタイヤを装着

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