ひまネタNEWS(^o^) | スキマ時間にちょっとしたネタを提供スキマ時間に、話題のまとめを一気読み 全サイト自動巡回中
HIMA NETA ORIGINAL READER
本文だけモード 文春オンライン ニュース 約2分で読めます

「マー君に特別な意識はなかった」ハンカチ王子・斎藤佑樹が明かす、2006年“夏の甲子園”の裏側

読みやすさ この端末に設定を保存します
書体
文字
背景

広告・ランキング・関連記事を除き、配信元の安全な文字装飾だけを残しています。

「できすぎた幕切れと、よく言われました」

 2006年夏、甲子園決勝は37年ぶりの引き分け再試合となった。田中将大を擁する夏3連覇を目指した駒大苫小牧と、エース斎藤佑樹が連投を続けた早稲田実業との熱戦は、早実1点リードで9回を迎えた。

 2アウトになり、斎藤が迎えたのは田中。世代を代表する2人の対決に世間は湧きたったが、斎藤自身は極めて冷静だったという。ベースボールジャーナリスト・石田雄太氏の新著『ハンカチ王子と呼ばれて 斎藤佑樹 54勝の記憶』(カンゼン)から一部抜粋してお届けする。

ADVERTISEMENT

写真を見る
夏の甲子園決勝、それもクライマックスで相まみえた斎藤佑樹(右)と田中将大(左) ©文藝春秋

◆◆◆

マー君に「特別な意識はなかった」

 9回が始まる時、駒大苫小牧の攻撃が2番からだったので、僕のなかでは2番、3番を抑えて、ツーアウトで4番の本間くんを迎えて、彼で試合を終わらせる流れをイメージしていました。最後の夏は(前年秋の)明治神宮大会でホームランを打たれて負けた本間くんと対戦して、そこで三振に打ちとって早実が優勝を決める、というのが僕の描いたストーリーだったんです。

 ところが2番、3番に打たれて、目論みが外れちゃった(笑)。4番の本間くん、5番の岡川(直樹)くんを打ちとって、ツーアウト。ここで迎えた6番バッターが、田中くんです。きっと世の中的にはそれを望んでいたのかなと。でも、僕のなかでは駒苫打線を抑えるカギは4番の本間くんで、僕にとっての宿敵は彼だと、ずっと思っていました。

 試合が終わってから「できすぎた幕切れだった」とよく言われました。のちに“マー君”と“佑ちゃん”と呼ばれる僕らが、再試合の9回ツーアウトで対戦する……もちろん、その意味は僕にもわかります(笑)。ただ当時は、ツーアウトで田中くん、という特別な意識は本当にありませんでした。その理由は2つあります。

 まずひとつは、早実のピッチャーとして意識すべき駒大苫小牧のバッターはあくまで4番の本間くんだったということ。本間くんをいかに抑えるかというのが試合に勝つためのカギだと思っていましたから、バッターとしての田中くんは9人のなかのひとりという意識しか持っていなかったんです。

元のページを確認する

必要な場合のみ、広告などを含む配信元ページをフレームで表示できます。