- 2026.11.06
- バイクのニュース編集部
電動スクーターの設計・製造を手がけるパチノッティ(Pacinotti)は、2026年11月3日からイタリア・ミラノで開催されている「EICMA2026」(ミラノショー)で、ブランド初のハイパースクーター「Pacinotti One」を公開しました。
スタイリッシュなデザインの折りたたみ式スクーター
電動スクーターの設計・製造を手がけるパチノッティ(Pacinotti)は、2026年11月3日からイタリア・ミラノで開催されている「EICMA2026」(ミラノショー)で、ブランド初のハイパースクーター「Pacinotti One」を公開しました。
同社は、先進技術の開発も自動車セクター向けに行っています。ローンチエディション(初期限定版)はすでに完売しています。
本プロジェクトは、5年以上にわたる研究開発と数千万ユーロの投資によるものです。社内活動に加え、テクノロジー、プラットフォーム、既存プロジェクトの戦略的買収も組み合わされました。

Pacinotti Oneには、ルクセンブルクで開発された25の独自技術が統合されています。同社は今後もルクセンブルクでイノベーションへの投資を続け、新技術を開発する方針です。
主な特徴は、公道走行認可を取得したオービタルホイール(ハブレスホイール)、折りたたみ式のスクーターアーキテクチャ、接続性が統合されたインテリジェント都市モビリティシステムです。重量49kgの軽量構造と、取り外し可能なトロリー式バッテリーも挙げられています。
車体には、軽量合金とカーボンファイバー複合材を組み合わせたアシンメトリー(非対称)フレームを採用しています。航空宇宙分野で用いられる素材で、軽量化と強度を両立するとしており、重量は49kgに収められています。
オービタルホイールは中央が空洞になった形状で、車両のシルエットを特徴づけ、後輪に統合された電気モーターが瞬時にトルクを発生させます。
統合された折りたたみシステムにより、数秒でコンパクトな状態にでき、折りたたみ時の全長は84cmとコンパクトです。
折りたたみ状態は2つの機械式ロックで固定され、展開時には電子制御で安全を保つ仕組みです。
バッテリーは航続距離にあわせて選択可能で、最大50kmのスモールパック、最大100kmのハーフパック、最大170kmのフルパックから選択可能です。
取り外し可能なバッテリーにはホイールとハンドルが組み込まれており、トロリーのように持ち運べます。車体への直接充電も、取り外して一般的なコンセントに接続する方法も可能です。急速充電は1.5時間からです。
主な仕様は、最高速度が45km/h、最大出力が3.6kW、最大トルクが80Nmです。最大積載量は120kgです。
ブレーキは前後輪に大径ローターを備えた油圧式ディスクブレーキです。
カラーは、シブヤ・ゴールド、コンコルド・ホワイト、アップタウン・ブラック、ベルエア・ブルー、ソーホー・グレー、ピカデリー・ブルーの6色です。
ボディカラーや仕上げのほか、ディスプレイのカスタマイズやレザーシートなども選択できます。
CEOのパスクアーレ・グラナータ氏は、Pacinotti Oneを新たな時代の幕開けと位置づけています。EICMA2026は野心的な旅の第1章であるとも述べました。
会長のエンリコ・ジェンナージオ氏は、信頼性の高い生産プロセスとスタッフの専門知識に支えられた持続的な成長を築く考えを示しています。二輪車部門で確固たるアイデンティティを確立する意向です。
同社は、イタリアならではの匠の技と製品品質へのこだわりにより、大量生産とは一線を画す製造精度と仕上げの品質を追求するとしています。















