NBAの人気番組『Inside the NBA』で長年司会を務めてきたアーニー・ジョンソンが、2026-27シーズンを最後に同番組を卒業することを発表した。
10月29日(現地時間28日)、ジョンソンは自身のSNSに動画を投稿し、37シーズンにわたって務めてきた司会の座を退くことを表明。現在70歳のジョンソンは、自らの決断について次のように語った。
「今シーズンが最後になる。これは、完全に自分自身で決めたことだよ。もう、その時が来たんだ。ケニー、チャールズ、シャックという兄弟たち、そして才能と情熱にあふれた制作スタッフと、何十年もの夜をともに過ごせたことは本当に光栄だった」
ジョンソンは1990年から『Inside the NBA』の司会を担当。ケニー・スミス(元ヒューストン・ロケッツほか)、チャールズ・バークレー(元フェニックス・サンズほか)、シャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズほか)らとともに、試合の分析からユーモアあふれる掛け合いまで、NBAファンに親しまれる番組を築き上げてきた。
今回の決断については、番組の準備が以前より負担に感じられるようになったことに加え、健康上の問題を経験し、家族との時間をより大切にしたいと思うようになったことも理由に挙げている。一方、放送業界から完全に引退するわけではなく、今後もNCAAトーナメントの中継やTNT、CBSでの仕事を続ける予定だという。
ジョンソンの発表を受け、NBAコミッショナーのアダム・シルバーも声明を発表。その功績だけでなく、人柄にも最大限の敬意を示した。
「アーニー・ジョンソンほど、ファンがNBAを楽しむうえで大きな影響を与えてきた人物はほとんどいません。放送人としての卓越した才能に加え、彼の人柄、思いやり、寛大さは、37年間にわたる『Inside the NBA』での仕事を通じて示されてきました」
さらにシルバーは、NBAに対する多大な貢献に感謝を述べ、最後のシーズンをともに祝福することを楽しみにしていると語った。長年番組をともにしてきたバークレーも、放送中に感極まった様子でジョンソンへの感謝を口にした。
「君はずっと僕たちのリーダーだった。よく『アーニー・ジョンソンはテレビで見るとおりの素晴らしい人なのか』と聞かれるんだけど、僕はいつも『いや、実際はそれ以上だよ』と答えているんだ。本当にありがとうと言いたい」
番組の司会者でありながら、リーグのトップから現役選手、共演者、そしてファンまで、幅広い人々から敬意を集めるジョンソン。その存在が単なる進行役を超えてNBAカルチャーの一部となっていたことを、今回の発表に対する反響が物語っている。
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