
この画像に映っているのは、カリーナ星雲にある「彗星状グロビュール」と呼ばれる天体です。彗星状グロビュールとは、高密度のガスと塵からなる孤立した雲で、そこから伸びているように見える「尾」を伴っています。カリーナ星雲は、りゅうこつ座の方向、地球から約7500光年の距離にあります。
この天体は、カリーナ星雲内にある複数の大質量星からの強烈な放射によって、ガス雲が侵食されて形成された可能性があります。大質量星には、カリーナ星雲で最も明るい天体である「りゅうこつ座イータ星」も含まれます。なおそれらの大質量星は画像の外にありみえていません。
画像はジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が赤外線でとらえた画像と、チャンドラX線望遠鏡がとらえたX線画像を合成したものです。地上望遠鏡で撮影された可視光画像も合成されています。画像のあちらこちらにみられるマゼンタ色の点がX線でとらえられたもので、この星形成領域に散在する若い星々を示しています。
画像はチャンドラX線望遠鏡のウェブページで2026年10月28日に公開されました。
(参考)
「内部に若い星団を宿す『宝箱』星雲 ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が撮影」
「巨大な星形成領域 カリーナ星雲」
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Image Credit: X-ray: NASA/CXC/SAO; Optical: CTIO/NOIRLab/NSF/AURA/N.Smith(Univ of Minnesota); Infrared: NASA/ESA/CSA/STScI; Image Processing: NASA/CXC/SAO/L. Frattare