
この画像に映っているのは、NASAの探査機エポキシ(旧称ディープインパクト)がとらえたハートレー第2彗星(103P/Hartley)の核です。
エポキシは2010年11月4日、ハートレー第2彗星に約700kmまで最接近しました。一連の画像はその際に撮影されたもので、時計回りに時系列で並んでいます。右の画像は約700kmの距離から撮影されたものです。
スポンサーリンク
近日点付近で撮影
ハートレー第2彗星は、約6.48年かけて太陽を公転しています。遠日点(太陽から最も遠い点)は木星軌道をこえたところにあり、近日点(太陽に最も近い点)は地球軌道付近にあります。エポキシが接近したのは、2010年10月下旬に近日点を通過してまもなくのことでした。彗星の核はピーナッツ形をしており、直径は1.6kmほどと推定されています。
核の表面には高さ約50m、幅約80mの、明るく輝くかたまりが点在しています。それらは表面の平均より2〜3倍ほど反射率が高くなっているようです。
2005年1月12日に打ち上げられたディープインパクト探査機は、2005年7月1日にテンペル第1彗星へ到着し、7月4日にインパクターを彗星に衝突させ、そのようすを観測しました。その後、2007年に名称を「エポキシ」と改めて延長ミッションに入り、2010年にハートレー第2彗星の観測を行いました。
(参考)ディープインパクトがとらえた、人工物の衝突で光るテンペル第1彗星
Image Credit: NASA/JPL-Caltech/UMD