2026年10月3日 21時00分
編集委員・武田耕太日本肥満学会は3日、糖尿病治療薬「マンジャロ」(一般名チルゼパチド)などを用いた減量の過程で、意識障害につながる重大な健康障害が報告されているとして、注意を促す声明を公表した。自由診療クリニックなどでダイエット目的の処方が広がるなか、過度な食事制限や糖質制限を伴う減量に注意を呼びかけている。
声明によると、糖尿病治療などの医療目的ではなく、ダイエット目的で使った人の中で、血中に「ケトン体」と呼ばれる物質が増える「ケトーシス」という状態になり、健康障害が生じる報告が相次いでいる。
実例として、20代の接客業の女性が救急搬送されたケースが報告されたという。女性は体格指数(BMI)が「18.8」と、適正範囲(18.5以上25.0未満)にもかかわらず、職場で「太っている」と指摘され、自費のオンライン診療でこうした薬を使用。嘔吐(おうと)などが続いても使用を続け、症状が重くなり搬送され緊急入院したという。
ケトーシスが進行すると、血…

